「not from concentrate(濃縮果汁からではない)」
と書かれたものが酸味がなくてとてもおいしいと思っていました。
さすが搾りたての果汁!本物のジュースは一味違う!
お値段も濃縮果汁から作られたものに比べると倍ぐらいしますが、飲みやすさのせいか、かなり人気なようで、種類も増えています。
私は個人的に「pulp(果肉)」の入ったものが好きでした。
果肉が入っていると、オレンジ全体を食べたようなベネフィットが得られるような気がし、またつぶつぶな感覚も楽しめ一石二鳥。
これが一変したのが自分でオレンジジュースを作ってからです。
先日購入したスロージューサーを使って、オレンジのみでジュースを作ってみると。。。

スーパーで買った搾りたて(のはず)のジュースとは全く味が違う!
どんなに甘くておいしいのかと思ったら、私の買ったオレンジに少し酸味があったらしく、想像していた甘いオレンジジュースではないのです。
しかも市販品より濃くてトロンとしています。
混入したパルプもつぶつぶではなく、半分解けたようなドロリとした感じで、
全体的にちょっと期待外れでした。
そこで気づいたのです。
オレンジがユニバーサルに甘いはずはない。
例えば同じ果樹園で育っていても、時期や木や、いろいろなことが関係して、年中同じ甘さのオレンジが取れるはずがないのです。
私がジュース用に買うオレンジは「juicing orange」と呼ばれるものです。
普通に食べるオレンジは大きく皮も厚いので実がはがれやすく、甘みが強いのですが、ジュース用のオレンジは小振りで皮も薄く、味も多少酸っぱいものが多いのですが、何と言っても安い。ファーマーズマーケットで10パウンド(4.5kg)が5ドルぐらいで売っています。
スーパーで売っているジュースも、このjuicing orange から作られているに違いありません。
ではなんでこんなに甘く、どのボトルも同じ味がするのか?
今日はこの記事を紹介します。
実はストレート果汁として売っているオレンジジュースは、単純にストレートではないのです。
まず、酸化を防ぎ長期保存を可能にするために、果汁から酸素を抜くのだそうです。
そうすると、オレンジジュースとは似ても似つかない味に変わってしまうのだとか。
これをまたオレンジジュースのようにするために、フレーバーを入れます。
このフレーバーがオレンジジュースの副産物ということで原材料に表示されていないようなのですが、実はかなりオレンジから変えられてしまっているようなのです。
このフレーバーを調節するのは、香水を作るのと一緒。専門の人がそのメーカーや、その国の好みに合わせて調合するのだとか。
なんとまぁ。
今まで搾りたてと信じて高いお金を出して買っていたオレンジジュースが実は作られた味だったとは。
考えてみればおかしな話です。
アメリカ国内に同じジュースが何千何万本出回っていることか。
しかも年がら年中オレンジが取れる訳でもないでしょうから、長期保存する必要がある訳です。
友人が毎日しぼったジュースを飲んでいたら肌がツルツルに変わったと喜んでいました。
家でしぼったジュース、実際は市販品よりもビタミンCも多いのでしょう。
スロージューサーを使ったり、搾り機で搾ったらエンザイムも効果的にとれるはずです。
ちなみに写真のオレンジジュースはピントサイズぐらい(2カップ=500cc)の空き瓶に入っていますが、
あの量を作るのに、オレンジ4〜5個使います。
一人半カップぐらいを毎朝飲んでいますが、栄養的には市販品の何倍もあるのでは。。と都合の良い方に想像してます。
自分で作るということは何かと時間と手間がかかりますが、オレンジが手に入る限り、頑張って本物のオレンジジュースを作ってみようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿