先週末に行ったビーチ沿いの雑貨屋さんで見つけたお気に入り。
その名も”Mr. Tea"。
パンツを脱がせてお茶っ葉を入れます。
今まで一人でお茶を飲む時は面倒なのでティーバッグばかり使っていましたが、これで気軽に一人お茶ができます。
熱湯を注ぐ時にちょっと拷問にかけている気もしないでもないのですが。。。
2013年7月7日日曜日
2013年6月27日木曜日
ボーンブロス、作ったことありますか?
鶏ガラスープ、豚骨スープ、魚のあらで取ったスープ、煮干しやかつおのだし汁等。
特にだし汁は日本の食卓には欠かせませんね。
このだし汁、味のためだけにインスタントを使ってしまったりするのですが、実は本物のだし汁はミネラルの宝庫だということをご存知ですか?
特に海水にはミネラルが豊富。
海から取れる海藻、貝や魚は日本では昔から慣れ親しまれてきた食べ物ですね。
アメリカに住んでいると、海のものを食べる機会が本当に少なくなります。
特に内蔵を一緒に食べる小魚や貝等。
魚のあらなどもその辺のスーパーでは手に入りません。
では、アメリカではどのようにミネラルを摂っているのか?
乳製品です。
牛乳やチーズ、ヨーグルトは、カルシウムやリンが豊富。
その他にもミネラル吸収に必要な脂溶性のビタミンが含まれています。
ところが最近気がついたのですが、私は乳製品とあまり相性がよくありません。
去年から悩まされた大人ニキビ、ある日もしやと思い牛乳を飲むのをやめたらほとんど出なくなりました。
以前ミルクは飲まない方がいい?で触れましたが、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質、実はすごく消化しにくいものなのです。
私に限って言えば、チーズやヨーグルトはまだ大丈夫なようですが、ミルクがどうも体に負担になるらしいので、最近ではちょこっとチーズをつまむ程度にしています。
で、乳製品のだめな私がミネラルの豊富な食べ物を探すと、ボーンブロスに行き着くのです。
ボーンブロスとは、牛や豚、鳥、魚の骨からとるスープのことです。
骨のミネラルだけでなく、骨の周りについた肉や脂肪の成分も一緒にスープに溶け出してきます。
中でも積極に摂りたいのがゼラチン。骨の周りの肉にはゼラチンが多く、うまくスープを作ると冷えたスープがプルプルと固まります。
日本でいう魚の煮こごりなんてゼラチンの宝庫ですね。
ゼラチンは消化しやすいだけでなく、長年の加工食品や食品添加物の影響で炎症を起こしている胃腸の粘膜を保護する働きをします。
美肌にも欠かせませんね。
下の写真は、数ヶ月前にファーマーズマーケットで買った牛の骨。
確か首の辺りだったような。
これを野菜(くず)と少量のアップルサイダービネガーと一緒にスロークッカーに入れてlowでゆっくりコトコトと煮込みます。
酢を入れると骨の成分が溶けやすくなるのだそうです。
この時は骨を事前に焼きませんでしたが、オーブンで10分ほどブロイルしてから煮だすと風味が増すそうです。
こっちはオーブンで焼いた骨。
これに野菜とスパイスを入れる。
こんな感じで煮込む。
煮込むこと1日。
煮込んだら野菜や骨を漉して、瓶で保存します。
普段からなるべくこのブロスを食事に取り入れるようにします。
例えばご飯を炊くときに水の代わりにブロスを使います。
ビタミン、ミネラルとゼラチンが摂れるので、おにぎりだけでも栄養素の濃い食事になります。
先日ファーマーズマーケットでいつも卵を買っている鶏屋さんが、鶏の足を売っているのを発見しました。
鶏の足はいいゼラチンが出ると聞いていたので、早速購入し、手羽先や他の骨と一緒に鍋へ。
ちょっとグロースな写真ですよ。
ひぇ〜。
取れたスープはおいしくいただきました。
牛の骨は3〜4回スープが取れます。
もちろん回が進むごとに風味が落ちて行きますが、骨が触ったらもろく崩れるぐらいまでミネラルを十分に取り出します。
鶏の骨はだいたい1回で骨が指でつぶせるくらいになってしまいます。
今は肉だけを買える時代ですが、昔は骨も皮も無駄にするところがなかったのですね。
命を無駄にせずありがたくいただくという心を私たちは忘れてしまっているのだと改めて気づかされます。
乳製品を食べたり飲んだりする習慣のなかった日本では、ミネラルは主に海のものから摂っていたと言われています。
海藻やのり、貝、魚。
海外に住んでみると、改めて日本の食文化の奥深さには感動するあまりです。
このミネラルの質が、骨や歯に影響するのをご存知でしたか?
そのお話はまた次の機会に。
特にだし汁は日本の食卓には欠かせませんね。
このだし汁、味のためだけにインスタントを使ってしまったりするのですが、実は本物のだし汁はミネラルの宝庫だということをご存知ですか?
特に海水にはミネラルが豊富。
海から取れる海藻、貝や魚は日本では昔から慣れ親しまれてきた食べ物ですね。
アメリカに住んでいると、海のものを食べる機会が本当に少なくなります。
特に内蔵を一緒に食べる小魚や貝等。
魚のあらなどもその辺のスーパーでは手に入りません。
では、アメリカではどのようにミネラルを摂っているのか?
乳製品です。
牛乳やチーズ、ヨーグルトは、カルシウムやリンが豊富。
その他にもミネラル吸収に必要な脂溶性のビタミンが含まれています。
ところが最近気がついたのですが、私は乳製品とあまり相性がよくありません。
去年から悩まされた大人ニキビ、ある日もしやと思い牛乳を飲むのをやめたらほとんど出なくなりました。
以前ミルクは飲まない方がいい?で触れましたが、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質、実はすごく消化しにくいものなのです。
私に限って言えば、チーズやヨーグルトはまだ大丈夫なようですが、ミルクがどうも体に負担になるらしいので、最近ではちょこっとチーズをつまむ程度にしています。
で、乳製品のだめな私がミネラルの豊富な食べ物を探すと、ボーンブロスに行き着くのです。
ボーンブロスとは、牛や豚、鳥、魚の骨からとるスープのことです。
骨のミネラルだけでなく、骨の周りについた肉や脂肪の成分も一緒にスープに溶け出してきます。
中でも積極に摂りたいのがゼラチン。骨の周りの肉にはゼラチンが多く、うまくスープを作ると冷えたスープがプルプルと固まります。
日本でいう魚の煮こごりなんてゼラチンの宝庫ですね。
ゼラチンは消化しやすいだけでなく、長年の加工食品や食品添加物の影響で炎症を起こしている胃腸の粘膜を保護する働きをします。
美肌にも欠かせませんね。
下の写真は、数ヶ月前にファーマーズマーケットで買った牛の骨。
確か首の辺りだったような。
これを野菜(くず)と少量のアップルサイダービネガーと一緒にスロークッカーに入れてlowでゆっくりコトコトと煮込みます。
酢を入れると骨の成分が溶けやすくなるのだそうです。
この時は骨を事前に焼きませんでしたが、オーブンで10分ほどブロイルしてから煮だすと風味が増すそうです。
こっちはオーブンで焼いた骨。
これに野菜とスパイスを入れる。
こんな感じで煮込む。
煮込むこと1日。
煮込んだら野菜や骨を漉して、瓶で保存します。
普段からなるべくこのブロスを食事に取り入れるようにします。
例えばご飯を炊くときに水の代わりにブロスを使います。
ビタミン、ミネラルとゼラチンが摂れるので、おにぎりだけでも栄養素の濃い食事になります。
先日ファーマーズマーケットでいつも卵を買っている鶏屋さんが、鶏の足を売っているのを発見しました。
鶏の足はいいゼラチンが出ると聞いていたので、早速購入し、手羽先や他の骨と一緒に鍋へ。
ちょっとグロースな写真ですよ。
ひぇ〜。
取れたスープはおいしくいただきました。
牛の骨は3〜4回スープが取れます。
もちろん回が進むごとに風味が落ちて行きますが、骨が触ったらもろく崩れるぐらいまでミネラルを十分に取り出します。
鶏の骨はだいたい1回で骨が指でつぶせるくらいになってしまいます。
今は肉だけを買える時代ですが、昔は骨も皮も無駄にするところがなかったのですね。
命を無駄にせずありがたくいただくという心を私たちは忘れてしまっているのだと改めて気づかされます。
乳製品を食べたり飲んだりする習慣のなかった日本では、ミネラルは主に海のものから摂っていたと言われています。
海藻やのり、貝、魚。
海外に住んでみると、改めて日本の食文化の奥深さには感動するあまりです。
このミネラルの質が、骨や歯に影響するのをご存知でしたか?
そのお話はまた次の機会に。
2013年6月11日火曜日
天然酵母パン、パンケーキ
先日天然酵母の生地を出しっ放しにして爆発してしまったのですが、
この時天然酵母種も出しっ放しにしてありました。
急いで冷蔵庫に入れたものの、まだ酵母が生きているのか心配。
少し取り除いて新しい粉を足してあげないと絶滅してしまうかも!!
ということで、その日の朝、天然酵母種を使ってパンケーキを作ることにしました。
天然酵母種 100gぐらい
粉 200gぐらい
塩 ひとつまみ
水 どのくらいだったかな。泡立て器で生地がスムーズに混ぜられるくらい。
200ccはあったと思います。
これを2〜3時間置いておくと、バブル発生。
ということは酵母がまだ生きている!
キャストアイロンパンを熱々に熱して、ココナッツオイルをしく。
焼く前に卵を一つ割り入れてよく混ぜる。
いざ焼いてみよう!
普通のパンケーキとなんら変わらずいい感じ。
周りに泡が出て来たらひっくり返してできあがり。
ちょっと白っぽいけど、オッケーということで。
味は普通のパンケーキと違い、発酵種の複雑なフレーバーが混ざっています。
メープルシロップをかけていただきました。
これで酵母がまだ生きていることが証明されたので、粉を足して室温で膨らませ、冷蔵庫でしばらく休憩。
その後生地を作り、一日冷蔵庫で発酵。
翌日焼いたパンがこれ。
冷蔵庫で一日しか発酵させていないのでちょっとフカフカ気味ですが、いい感じに仕上がりました。
天然酵母種、無事生還!!
と、思っていたら、先週の土曜日に天然酵母種の入った瓶を落として割ってしまいました〜
すごくショック。
あの天然酵母種、冬から春になりかけの気温が低い時期に仕込んだのでできるまでに2週間もかかったのに。。
慌ててトレーダージョーズでオーガニックレーズンを買って、仕込みを開始しました。
3日めの昨日の時点でかなりバブルが出て菌活動が活発なようです。
蓋をあけたらシュワーっと白いバブルがあふれてきました。
バブルが収まってきたら、レーズンを漉して液体を取り出します。
このレーズン液と粉を混ぜて発酵を何度か繰り返して元種を作って行きます。
いつもレーズン液が余るので、それと粉を混ぜてパンを作ります。
この分だと明日にはレーズン液パンが出来そうです。
うまくいきますように。
この時天然酵母種も出しっ放しにしてありました。
急いで冷蔵庫に入れたものの、まだ酵母が生きているのか心配。
少し取り除いて新しい粉を足してあげないと絶滅してしまうかも!!
ということで、その日の朝、天然酵母種を使ってパンケーキを作ることにしました。
天然酵母種 100gぐらい
粉 200gぐらい
塩 ひとつまみ
水 どのくらいだったかな。泡立て器で生地がスムーズに混ぜられるくらい。
200ccはあったと思います。
これを2〜3時間置いておくと、バブル発生。
ということは酵母がまだ生きている!
キャストアイロンパンを熱々に熱して、ココナッツオイルをしく。
焼く前に卵を一つ割り入れてよく混ぜる。
いざ焼いてみよう!
普通のパンケーキとなんら変わらずいい感じ。
周りに泡が出て来たらひっくり返してできあがり。
ちょっと白っぽいけど、オッケーということで。
味は普通のパンケーキと違い、発酵種の複雑なフレーバーが混ざっています。
メープルシロップをかけていただきました。
これで酵母がまだ生きていることが証明されたので、粉を足して室温で膨らませ、冷蔵庫でしばらく休憩。
その後生地を作り、一日冷蔵庫で発酵。
翌日焼いたパンがこれ。
冷蔵庫で一日しか発酵させていないのでちょっとフカフカ気味ですが、いい感じに仕上がりました。
天然酵母種、無事生還!!
と、思っていたら、先週の土曜日に天然酵母種の入った瓶を落として割ってしまいました〜
すごくショック。
あの天然酵母種、冬から春になりかけの気温が低い時期に仕込んだのでできるまでに2週間もかかったのに。。
慌ててトレーダージョーズでオーガニックレーズンを買って、仕込みを開始しました。
3日めの昨日の時点でかなりバブルが出て菌活動が活発なようです。
蓋をあけたらシュワーっと白いバブルがあふれてきました。
バブルが収まってきたら、レーズンを漉して液体を取り出します。
このレーズン液と粉を混ぜて発酵を何度か繰り返して元種を作って行きます。
いつもレーズン液が余るので、それと粉を混ぜてパンを作ります。
この分だと明日にはレーズン液パンが出来そうです。
うまくいきますように。
2013年6月6日木曜日
ファーマーズマーケットに行こう!〜ファーマーズマーケットは安い?高い?〜
本日金曜日、近所のファーマーズマーケットに行ってまいりました。
普段は日曜日の朝少しで離れたファーマーズマーケットに出かけるのですが、今週末はスイミングの大会があるので行けそうにありません。
今日行っておかないとジュース用のオレンジもなくなってしまうし。
で、オレンジのみ買ってさっさと戻るつもりが、案の定袋一杯になってしまった。
今日の収穫。まずは野菜。
こんなに買って6ドル弱。
これ全部オーガニック。
写真ではわかりにくいのですが、一束の量が半端じゃない。
例えばこれ。二十日大根。
こんなについていて75セント。
スーパーで買ったらこの半分ぐらいでオーガニックだったら2ドルぐらいします。
こっちの面白い形のラディッシュも1ドル。
食事の時に生野菜食べて酵素取りたいな〜なんて場合にこれ洗って出しておけばいいので楽チン。
二十日大根やビーツの葉はジュースの材料になるのでとても重宝です。
そしてオレンジ。
今まで10パウンドだと思っていたのですが、実は25パウンド(13kgぐらい)もありました。
これで9ドル。
普段は主人に運んでもらうのですが、平日で主人が仕事でいないため売っていたおじさんに車まで運んでもらいました。
ありがとう!
これで1週間フレッシュオレンジジュースが作れそうです。
お店で買うオレンジにはワックスがついていることが多く、テーブルやまな板の上に白い粉が落ちるのがとても気になるのです。
ファーマーズマーケットで買うオレンジはオーガニックでなくても、上から農薬をかけたりワックスをつけることがないので安心です。
値段も良心的。
最後に今日一番の高い買い物。
ブルーベリー。緑のバスケット1つ$4.5、二つで $8、三っつで $11とのことだったので、ついつい三っつ買ってしまいました。
試食したらとても甘かったのです。
以前はファーマーズマーケットは高いイメージがあり、あまり出かけることはありませんでした。
例えばスーパーでぶどうを買えば、セールで1パウンド(450g)あたり99セントぐらいになるのに、ファーマーズマーケットではパウンドあたり3ドルぐらいします。
イチゴだって、安い時はCostcoで4パウンドが5〜6ドルで売っているのに、ファーマーズマーケットでは緑の小さいバスケット1つで3〜4ドルとか、3つで7ドルしたり。
意識が変わったのが、農薬や遺伝子組み換え品が気になり、オーガニックを買い始めてから。
最初は近所のヘルスフードストアで買っていたのですが、割高な割には 新鮮でなかったり、種類も少なかったり。
そして気づいたのです。
ヘルスフードストアのオーガニック野菜の値段もファーマーズマーケットの野菜の値段もたいしてかわらないのに、マーケットの方が新鮮で、一束の量がスーパーの2倍ぐらいある。
種類も多い。
もちろん、ファーマーズマーケットにもオーガニックを売っているブースとそうでないところとあります。
私は個人的になるべくオーガニックを買いますが、値段があまりにも高いとオーガニックでないものを選びます。
スーパーの方が安いものもたくさんありますが、遠いところでMonsantoの遺伝子組み換えの種から育ち、大量に農薬散布され、熟れるまえに収穫され、ワックスをぬられたような野菜いや果物と比べたら格段に質が 違います。
以前に読んだ記事では、スーパーの棚に並んでいるリンゴは、実は1年前に収穫されたものであることもあるのだとか。
それともう一つ、私がマーケットに行く理由。
ローカルファームをサポートするため。
家庭菜園を一度でもされたことがあるとわかると思いますが、野菜や果物を育てるって手間も時間もかかります。
重労働です。
私も何度かオーガニック野菜を育てようと試みましたが、いずれも失敗。
トマトは何度やっても枯れるし、やっとなったと思ったらリスに食べられるし、
紫蘇やバジルは育ったと思ったら大量に虫がついて全滅するし、
もぐらは出るし、青虫は出るし、バッタは出るし、雑草は次から次へと生えるしと、難題がふりかかり毎年諦めるばかり。
これを売るほど育て、収穫、分別してトラックで運び店を出すってすごいことだと思うんです。
こういうファームがあるから、私たちが生活していけるんだな。
こういうローカルファームがなくなってしまったら、大量生産された遺伝子組み換え品しかチョイスがなくなってしまうんだ。
とまあ、こういう理由です。完結に言うと、ローカルファームに感謝して、サポートするために、ファーマーズマーケットに行くのです。
試食だけして買わないものもたくさんあります。
うわぁ、これ高いなと思うものもたくさんあります。
それでも子供たちが欲しいと思ったり、甘くておいしいなと思ったら、サポートの意味でちょっとだけ 買います。
本日入手した二十日大根やレッドビーツの葉、ランチのラーメンの付け合わせで炒めていただきました。
韓国スーパーで売っているインスタントラーメン、all naturalと書いてあっても、そんなわけないだろうと思いながら新鮮な野菜と一緒に食べて罪悪感を紛らわした気分。
(ラーメンの写真は恥ずかしいので略)
夕飯はこれ。
本日買ったスイスチャードをチキン胸肉と炒めてみました。
付け合わせにこれまた本日買ったラディッシュと、自家製キャベツの酢漬け。
大根は先週ファーマーズマーケットでゲットしたもの。人参と一緒に鶏ガラスープ(ファーマーズマーケットで買った外で自然に育ったチキンの骨で取った)と醤油味で煮込みました。
ご飯も鶏ガラスープで炊きました。
このご飯、圧力鍋で炊くのですが、今朝眠い目をこすってガスの火をつけて、また眠ってしまいました。
本当は鍋の蒸気がシューシュー出始めてから3分で火を止めないといけないのに、ハッと気づいたら15分もたっているじゃないですか!!!
慌てて火を止め、蒸気を抜きました。
家中に焦げぐさいにおいが。。。
圧力鍋が爆発しなくてよかった。
幸いにご飯も底と周りは焦げ付いてましたが、中は無事。
気をつけないと。
何はともあれ、ファーマーズマーケット、おすすめです。
普段は日曜日の朝少しで離れたファーマーズマーケットに出かけるのですが、今週末はスイミングの大会があるので行けそうにありません。
今日行っておかないとジュース用のオレンジもなくなってしまうし。
で、オレンジのみ買ってさっさと戻るつもりが、案の定袋一杯になってしまった。
今日の収穫。まずは野菜。
こんなに買って6ドル弱。
これ全部オーガニック。
写真ではわかりにくいのですが、一束の量が半端じゃない。
例えばこれ。二十日大根。
こんなについていて75セント。
スーパーで買ったらこの半分ぐらいでオーガニックだったら2ドルぐらいします。
こっちの面白い形のラディッシュも1ドル。
食事の時に生野菜食べて酵素取りたいな〜なんて場合にこれ洗って出しておけばいいので楽チン。
二十日大根やビーツの葉はジュースの材料になるのでとても重宝です。
そしてオレンジ。
今まで10パウンドだと思っていたのですが、実は25パウンド(13kgぐらい)もありました。
これで9ドル。
普段は主人に運んでもらうのですが、平日で主人が仕事でいないため売っていたおじさんに車まで運んでもらいました。
ありがとう!
これで1週間フレッシュオレンジジュースが作れそうです。
お店で買うオレンジにはワックスがついていることが多く、テーブルやまな板の上に白い粉が落ちるのがとても気になるのです。
ファーマーズマーケットで買うオレンジはオーガニックでなくても、上から農薬をかけたりワックスをつけることがないので安心です。
値段も良心的。
最後に今日一番の高い買い物。
ブルーベリー。緑のバスケット1つ$4.5、二つで $8、三っつで $11とのことだったので、ついつい三っつ買ってしまいました。
試食したらとても甘かったのです。
以前はファーマーズマーケットは高いイメージがあり、あまり出かけることはありませんでした。
例えばスーパーでぶどうを買えば、セールで1パウンド(450g)あたり99セントぐらいになるのに、ファーマーズマーケットではパウンドあたり3ドルぐらいします。
イチゴだって、安い時はCostcoで4パウンドが5〜6ドルで売っているのに、ファーマーズマーケットでは緑の小さいバスケット1つで3〜4ドルとか、3つで7ドルしたり。
意識が変わったのが、農薬や遺伝子組み換え品が気になり、オーガニックを買い始めてから。
最初は近所のヘルスフードストアで買っていたのですが、割高な割には 新鮮でなかったり、種類も少なかったり。
そして気づいたのです。
ヘルスフードストアのオーガニック野菜の値段もファーマーズマーケットの野菜の値段もたいしてかわらないのに、マーケットの方が新鮮で、一束の量がスーパーの2倍ぐらいある。
種類も多い。
もちろん、ファーマーズマーケットにもオーガニックを売っているブースとそうでないところとあります。
私は個人的になるべくオーガニックを買いますが、値段があまりにも高いとオーガニックでないものを選びます。
スーパーの方が安いものもたくさんありますが、遠いところでMonsantoの遺伝子組み換えの種から育ち、大量に農薬散布され、熟れるまえに収穫され、ワックスをぬられたような野菜いや果物と比べたら格段に質が 違います。
以前に読んだ記事では、スーパーの棚に並んでいるリンゴは、実は1年前に収穫されたものであることもあるのだとか。
それともう一つ、私がマーケットに行く理由。
ローカルファームをサポートするため。
家庭菜園を一度でもされたことがあるとわかると思いますが、野菜や果物を育てるって手間も時間もかかります。
重労働です。
私も何度かオーガニック野菜を育てようと試みましたが、いずれも失敗。
トマトは何度やっても枯れるし、やっとなったと思ったらリスに食べられるし、
紫蘇やバジルは育ったと思ったら大量に虫がついて全滅するし、
もぐらは出るし、青虫は出るし、バッタは出るし、雑草は次から次へと生えるしと、難題がふりかかり毎年諦めるばかり。
これを売るほど育て、収穫、分別してトラックで運び店を出すってすごいことだと思うんです。
こういうファームがあるから、私たちが生活していけるんだな。
こういうローカルファームがなくなってしまったら、大量生産された遺伝子組み換え品しかチョイスがなくなってしまうんだ。
とまあ、こういう理由です。完結に言うと、ローカルファームに感謝して、サポートするために、ファーマーズマーケットに行くのです。
試食だけして買わないものもたくさんあります。
うわぁ、これ高いなと思うものもたくさんあります。
それでも子供たちが欲しいと思ったり、甘くておいしいなと思ったら、サポートの意味でちょっとだけ 買います。
本日入手した二十日大根やレッドビーツの葉、ランチのラーメンの付け合わせで炒めていただきました。
韓国スーパーで売っているインスタントラーメン、all naturalと書いてあっても、そんなわけないだろうと思いながら新鮮な野菜と一緒に食べて罪悪感を紛らわした気分。
(ラーメンの写真は恥ずかしいので略)
夕飯はこれ。
本日買ったスイスチャードをチキン胸肉と炒めてみました。
付け合わせにこれまた本日買ったラディッシュと、自家製キャベツの酢漬け。
大根は先週ファーマーズマーケットでゲットしたもの。人参と一緒に鶏ガラスープ(ファーマーズマーケットで買った外で自然に育ったチキンの骨で取った)と醤油味で煮込みました。
ご飯も鶏ガラスープで炊きました。
このご飯、圧力鍋で炊くのですが、今朝眠い目をこすってガスの火をつけて、また眠ってしまいました。
本当は鍋の蒸気がシューシュー出始めてから3分で火を止めないといけないのに、ハッと気づいたら15分もたっているじゃないですか!!!
慌てて火を止め、蒸気を抜きました。
家中に焦げぐさいにおいが。。。
圧力鍋が爆発しなくてよかった。
幸いにご飯も底と周りは焦げ付いてましたが、中は無事。
気をつけないと。
何はともあれ、ファーマーズマーケット、おすすめです。
2013年6月4日火曜日
コレステロールは敵じゃない?〜心臓病の本当の原因は?〜
ここ20年間、コレステロールは悪者扱いされてきました。
血管を詰まらせ、心臓病や脳梗塞を引き起こすとされていたからです。
食品からコレステロールを摂取するのをなるべく控えましょうと、低脂肪、低カロリーの食事が推進されてきましたが、結果アメリカ人は健康になったでしょうか?
実は今までに例がないほど肥満、心臓病などの生活習慣病が蔓延しているのです。
なぜ?
CBNのこのビデオが的をついた説明してくれているので、シェアします。
14分ぐらいのビデオです。
要約すると、
心臓病を始めとする疾患は、コレステロールが原因でなく、インフラメーション(炎症)によって起こる血管のダメージである。
コレステロールの役割:
コレステロールはこの血管のダメージを保護、修復するために必要。
コレステロールは呼吸器官や消化器官を保護しビタミンDの生成を促進する。
脳細胞のコミュニケーションにも必要。
インフラメーションを起こす食べ物:
オメガ6。ベジタブルオイルやマヨネーズにはオメガ6が多い。
トランスファット。細胞膜を弱め、脳機能を阻害する。アルツハイマー、ADD,ADHD,自閉症とのリンク。
トランスファットは体にとって異物。
砂糖、精製された炭水化物、白いパン、コーン、ソーダなど。
インフラメーションを抑える食べ物:
オメガ3、フィッシュオイル、クルミ、オリーブオイル、
自然の飽和脂肪酸、バター、ココナッツオイル、肉、卵の黄身。
ココナッツオイルは風邪やインフルエンザからも体を守り、アルツハイマーをリバースする。
今までコレステロールには大別して体に良いとされるHDLコレステロールと悪いとされるLDLコレステロールがありましたが、最近ではこのLDLの中でもパーティクルサイズの大きいLDLは実は体いいいことがわかっています。
この体によいLDLは、天然の飽和脂肪酸(バターやアニマルファット等)に含まれています。
このビデオでとてもいい例えをしていますね。
「インフラメーションはサイレントキラー。コレステロールはファイアマン」
現在は空気を吸っているだけで汚染物質が体に入って来ます。
それだけでも体内は傷つきやすい環境になっているのに、トランスファットやシュガー、GMフードで出来たプロセスフードを食べる。そうすると体内には常にどこかしら炎症状態が起こっていて、それを修復するためにコレステロールが出てくるのです。
炎症を消すために出てくるファイアマンがコレステロール。コレステロールが増えるのは体に炎症が多いから。
火消しを削除してしまったら炎症は増えるばかりです。
最近はスタティンドラッグ(コレステロールを下げるためにアメリカで一般的に使われている薬)が脳に及ぼす影響や副作用が危惧されています。
コレステロールを下げるのではなく、炎症を抑える食事(オメガ6、トランスファット、砂糖を控え、天然の飽和脂肪酸、オメガ6を積極的に摂る)を心がけたいですね。
参考:What really causes heart disease?(有名な心臓外科の先生のお話)
ココナッツオイルについて
キャノーラ油について
脂肪について
血管を詰まらせ、心臓病や脳梗塞を引き起こすとされていたからです。
食品からコレステロールを摂取するのをなるべく控えましょうと、低脂肪、低カロリーの食事が推進されてきましたが、結果アメリカ人は健康になったでしょうか?
実は今までに例がないほど肥満、心臓病などの生活習慣病が蔓延しているのです。
なぜ?
CBNのこのビデオが的をついた説明してくれているので、シェアします。
14分ぐらいのビデオです。
要約すると、
心臓病を始めとする疾患は、コレステロールが原因でなく、インフラメーション(炎症)によって起こる血管のダメージである。
コレステロールの役割:
コレステロールはこの血管のダメージを保護、修復するために必要。
コレステロールは呼吸器官や消化器官を保護しビタミンDの生成を促進する。
脳細胞のコミュニケーションにも必要。
インフラメーションを起こす食べ物:
オメガ6。ベジタブルオイルやマヨネーズにはオメガ6が多い。
トランスファット。細胞膜を弱め、脳機能を阻害する。アルツハイマー、ADD,ADHD,自閉症とのリンク。
トランスファットは体にとって異物。
砂糖、精製された炭水化物、白いパン、コーン、ソーダなど。
インフラメーションを抑える食べ物:
オメガ3、フィッシュオイル、クルミ、オリーブオイル、
自然の飽和脂肪酸、バター、ココナッツオイル、肉、卵の黄身。
ココナッツオイルは風邪やインフルエンザからも体を守り、アルツハイマーをリバースする。
今までコレステロールには大別して体に良いとされるHDLコレステロールと悪いとされるLDLコレステロールがありましたが、最近ではこのLDLの中でもパーティクルサイズの大きいLDLは実は体いいいことがわかっています。
この体によいLDLは、天然の飽和脂肪酸(バターやアニマルファット等)に含まれています。
このビデオでとてもいい例えをしていますね。
「インフラメーションはサイレントキラー。コレステロールはファイアマン」
現在は空気を吸っているだけで汚染物質が体に入って来ます。
それだけでも体内は傷つきやすい環境になっているのに、トランスファットやシュガー、GMフードで出来たプロセスフードを食べる。そうすると体内には常にどこかしら炎症状態が起こっていて、それを修復するためにコレステロールが出てくるのです。
炎症を消すために出てくるファイアマンがコレステロール。コレステロールが増えるのは体に炎症が多いから。
火消しを削除してしまったら炎症は増えるばかりです。
最近はスタティンドラッグ(コレステロールを下げるためにアメリカで一般的に使われている薬)が脳に及ぼす影響や副作用が危惧されています。
コレステロールを下げるのではなく、炎症を抑える食事(オメガ6、トランスファット、砂糖を控え、天然の飽和脂肪酸、オメガ6を積極的に摂る)を心がけたいですね。
参考:What really causes heart disease?(有名な心臓外科の先生のお話)
ココナッツオイルについて
キャノーラ油について
脂肪について
2013年6月1日土曜日
パン爆発!
昨晩夕飯を食べ終わったと同時にお友達家族がやって来ました。
何かをドロップオフしに来ただけだったのですが、ノリの良い私たちは彼らと一緒に外食することに。
今夕飯食べたばかりと思いつつ出かけてしまった。
ショッピングモールをウロウロし、イタリアンレストランに入ったのが夜9時頃。
週末の夜ということで賑わっていて、料理が出てくるのもとてもスローペース。
ワインを飲みながらあーだこーだと語り合い、楽しいひととき。
帰って来たのが12時近く。
子供達はもちろん歯磨きをしてすぐベッドに。
私もホケーッとインターネットを見たりしながらすぐに眠ってしまいました。
そして朝。
まだ眠い。もうちょっと寝よ。。。
あっ!パン出しっ放し!!!
昨日夕飯を作る前に天然酵母の生地を冷蔵庫から出して二次発酵させていたのをすっかり忘れていました。
あれからもう12時間以上経ってしまっている。
もしかしたらまだ大丈夫かもと急いでキッチンへ。
期待に反して生地が爆発したように器からはみ出してつぶれかけていました。
あ〜あ、やってしもうた。
パンは失敗するし、2度目の夕飯のせいで胃もたれはするし、ペイバックは大きいです。
何かをドロップオフしに来ただけだったのですが、ノリの良い私たちは彼らと一緒に外食することに。
今夕飯食べたばかりと思いつつ出かけてしまった。
ショッピングモールをウロウロし、イタリアンレストランに入ったのが夜9時頃。
週末の夜ということで賑わっていて、料理が出てくるのもとてもスローペース。
ワインを飲みながらあーだこーだと語り合い、楽しいひととき。
帰って来たのが12時近く。
子供達はもちろん歯磨きをしてすぐベッドに。
私もホケーッとインターネットを見たりしながらすぐに眠ってしまいました。
そして朝。
まだ眠い。もうちょっと寝よ。。。
あっ!パン出しっ放し!!!
昨日夕飯を作る前に天然酵母の生地を冷蔵庫から出して二次発酵させていたのをすっかり忘れていました。
あれからもう12時間以上経ってしまっている。
もしかしたらまだ大丈夫かもと急いでキッチンへ。
期待に反して生地が爆発したように器からはみ出してつぶれかけていました。
あ〜あ、やってしもうた。
パンは失敗するし、2度目の夕飯のせいで胃もたれはするし、ペイバックは大きいです。
2013年5月28日火曜日
Hurom ジューサーのレビューはどう?
Hurom のスロージューサーを使い始めて3週間ほど経ちます。
相変わらず毎日2〜3回活躍している優れものなのですが、
昨晩日本のアマゾンでこのジューサーのレビューを見ていて厳しいものが多かったのにはびっくりしました。
私はこんなにいいジューサーが買えてすごくハッピーなのに、人それぞれ受け止め方が違うんだなとつくづく思いました。
が、おや?と思うものもあったので、今日はこのスロージューサーを使う時のコツについて。
(別に私はHuromのセールスではありませんのであしからず。)
まず、このジューサー、確かに葉もの野菜が苦手なようです。
最初にジュースを作ってくれた友人もそう言っていました。
葉ものを入れると繊維がジュースに入りやすく、またジューサーも詰まりやすいようです。
人参やリンゴを入れるとバリバリと勢いのいい音とともにジュースが出てくるのですが、
ケールやキャベツ等を入れるとなかなか繊維が出てきません。
また、セロリのように縦に長い繊維も出てくる時につまってしまうことがしばしば。
あまり無理をしてぎゅーぎゅー入れると、下からジュースが漏れるなんてことも。
野菜ジュースを作るには致命的な欠陥のように思われますが、実は簡単なステップでこの問題をクリアーできるのです。
それは、野菜を切る。
葉ものは大きいまま突っ込むのではなく、5cm角ぐらいにバサバサと切ってからいれる。
セロリも短く切る。
次のポイントは、
人参やリンゴと葉ものを交互に入れる。
葉ものだけ入れるとパルプがなかなか出てこないのですが、人参やリンゴを入れると途端にパルプが押し出されてニョキニョキと出てくるのです。
パルプを出してしまえば詰まることもなし。
日本ではこのジューサー何種類か出ているようですが、私がアメリカで購入したのは、HU-100というモデルです。
Costcoで通常より安く売っていたくらいなので、新しいタイプではないと思います。
私は日に3回使うのでヘビーユーザーだと思いますが、今のところ不調はありません。
先日オンラインでグリーンジュースの5つのベネフィット
という記事を見つけました。
このトップに、「栄養が素早く吸収される」
とあります。
普通に食べたりスムージーとして飲んだりすると、体がまず繊維と栄養素を分けないといけないのですが、
ジュースはジューサーが既に繊維を取り除いてくれているので、20分で吸収されるそうです。
消化力が弱い私にはピッタリ。
先日それを証明するようなことがありました。
レッドビーツをジュースにした翌日です。
普段はレッドビーツを食べると翌朝尿や便が赤くなったりしてびっくりするのですが、その日は赤い色は全く見られませんでした。
やっぱり全て分解吸収されているんだなと実感。
しばらくジューサーが重宝しそうです。
相変わらず毎日2〜3回活躍している優れものなのですが、
昨晩日本のアマゾンでこのジューサーのレビューを見ていて厳しいものが多かったのにはびっくりしました。
私はこんなにいいジューサーが買えてすごくハッピーなのに、人それぞれ受け止め方が違うんだなとつくづく思いました。
が、おや?と思うものもあったので、今日はこのスロージューサーを使う時のコツについて。
(別に私はHuromのセールスではありませんのであしからず。)
まず、このジューサー、確かに葉もの野菜が苦手なようです。
最初にジュースを作ってくれた友人もそう言っていました。
葉ものを入れると繊維がジュースに入りやすく、またジューサーも詰まりやすいようです。
人参やリンゴを入れるとバリバリと勢いのいい音とともにジュースが出てくるのですが、
ケールやキャベツ等を入れるとなかなか繊維が出てきません。
また、セロリのように縦に長い繊維も出てくる時につまってしまうことがしばしば。
あまり無理をしてぎゅーぎゅー入れると、下からジュースが漏れるなんてことも。
野菜ジュースを作るには致命的な欠陥のように思われますが、実は簡単なステップでこの問題をクリアーできるのです。
それは、野菜を切る。
葉ものは大きいまま突っ込むのではなく、5cm角ぐらいにバサバサと切ってからいれる。
セロリも短く切る。
次のポイントは、
人参やリンゴと葉ものを交互に入れる。
葉ものだけ入れるとパルプがなかなか出てこないのですが、人参やリンゴを入れると途端にパルプが押し出されてニョキニョキと出てくるのです。
パルプを出してしまえば詰まることもなし。
日本ではこのジューサー何種類か出ているようですが、私がアメリカで購入したのは、HU-100というモデルです。
Costcoで通常より安く売っていたくらいなので、新しいタイプではないと思います。
私は日に3回使うのでヘビーユーザーだと思いますが、今のところ不調はありません。
先日オンラインでグリーンジュースの5つのベネフィット
という記事を見つけました。
このトップに、「栄養が素早く吸収される」
とあります。
普通に食べたりスムージーとして飲んだりすると、体がまず繊維と栄養素を分けないといけないのですが、
ジュースはジューサーが既に繊維を取り除いてくれているので、20分で吸収されるそうです。
消化力が弱い私にはピッタリ。
先日それを証明するようなことがありました。
レッドビーツをジュースにした翌日です。
普段はレッドビーツを食べると翌朝尿や便が赤くなったりしてびっくりするのですが、その日は赤い色は全く見られませんでした。
やっぱり全て分解吸収されているんだなと実感。
しばらくジューサーが重宝しそうです。
2013年5月23日木曜日
スーパーのオレンジジュースは本当にオレンジジュース?
最近アメリカのスーパーで売っているオレンジジュース。
「not from concentrate(濃縮果汁からではない)」
と書かれたものが酸味がなくてとてもおいしいと思っていました。
さすが搾りたての果汁!本物のジュースは一味違う!
お値段も濃縮果汁から作られたものに比べると倍ぐらいしますが、飲みやすさのせいか、かなり人気なようで、種類も増えています。
私は個人的に「pulp(果肉)」の入ったものが好きでした。
果肉が入っていると、オレンジ全体を食べたようなベネフィットが得られるような気がし、またつぶつぶな感覚も楽しめ一石二鳥。
これが一変したのが自分でオレンジジュースを作ってからです。
先日購入したスロージューサーを使って、オレンジのみでジュースを作ってみると。。。
スーパーで買った搾りたて(のはず)のジュースとは全く味が違う!
どんなに甘くておいしいのかと思ったら、私の買ったオレンジに少し酸味があったらしく、想像していた甘いオレンジジュースではないのです。
しかも市販品より濃くてトロンとしています。
混入したパルプもつぶつぶではなく、半分解けたようなドロリとした感じで、
全体的にちょっと期待外れでした。
そこで気づいたのです。
オレンジがユニバーサルに甘いはずはない。
例えば同じ果樹園で育っていても、時期や木や、いろいろなことが関係して、年中同じ甘さのオレンジが取れるはずがないのです。
私がジュース用に買うオレンジは「juicing orange」と呼ばれるものです。
普通に食べるオレンジは大きく皮も厚いので実がはがれやすく、甘みが強いのですが、ジュース用のオレンジは小振りで皮も薄く、味も多少酸っぱいものが多いのですが、何と言っても安い。ファーマーズマーケットで10パウンド(4.5kg)が5ドルぐらいで売っています。
スーパーで売っているジュースも、このjuicing orange から作られているに違いありません。
ではなんでこんなに甘く、どのボトルも同じ味がするのか?
今日はこの記事を紹介します。
実はストレート果汁として売っているオレンジジュースは、単純にストレートではないのです。
まず、酸化を防ぎ長期保存を可能にするために、果汁から酸素を抜くのだそうです。
そうすると、オレンジジュースとは似ても似つかない味に変わってしまうのだとか。
これをまたオレンジジュースのようにするために、フレーバーを入れます。
このフレーバーがオレンジジュースの副産物ということで原材料に表示されていないようなのですが、実はかなりオレンジから変えられてしまっているようなのです。
このフレーバーを調節するのは、香水を作るのと一緒。専門の人がそのメーカーや、その国の好みに合わせて調合するのだとか。
なんとまぁ。
今まで搾りたてと信じて高いお金を出して買っていたオレンジジュースが実は作られた味だったとは。
考えてみればおかしな話です。
アメリカ国内に同じジュースが何千何万本出回っていることか。
しかも年がら年中オレンジが取れる訳でもないでしょうから、長期保存する必要がある訳です。
友人が毎日しぼったジュースを飲んでいたら肌がツルツルに変わったと喜んでいました。
家でしぼったジュース、実際は市販品よりもビタミンCも多いのでしょう。
スロージューサーを使ったり、搾り機で搾ったらエンザイムも効果的にとれるはずです。
ちなみに写真のオレンジジュースはピントサイズぐらい(2カップ=500cc)の空き瓶に入っていますが、
あの量を作るのに、オレンジ4〜5個使います。
一人半カップぐらいを毎朝飲んでいますが、栄養的には市販品の何倍もあるのでは。。と都合の良い方に想像してます。
自分で作るということは何かと時間と手間がかかりますが、オレンジが手に入る限り、頑張って本物のオレンジジュースを作ってみようと思います。
「not from concentrate(濃縮果汁からではない)」
と書かれたものが酸味がなくてとてもおいしいと思っていました。
さすが搾りたての果汁!本物のジュースは一味違う!
お値段も濃縮果汁から作られたものに比べると倍ぐらいしますが、飲みやすさのせいか、かなり人気なようで、種類も増えています。
私は個人的に「pulp(果肉)」の入ったものが好きでした。
果肉が入っていると、オレンジ全体を食べたようなベネフィットが得られるような気がし、またつぶつぶな感覚も楽しめ一石二鳥。
これが一変したのが自分でオレンジジュースを作ってからです。
先日購入したスロージューサーを使って、オレンジのみでジュースを作ってみると。。。
スーパーで買った搾りたて(のはず)のジュースとは全く味が違う!
どんなに甘くておいしいのかと思ったら、私の買ったオレンジに少し酸味があったらしく、想像していた甘いオレンジジュースではないのです。
しかも市販品より濃くてトロンとしています。
混入したパルプもつぶつぶではなく、半分解けたようなドロリとした感じで、
全体的にちょっと期待外れでした。
そこで気づいたのです。
オレンジがユニバーサルに甘いはずはない。
例えば同じ果樹園で育っていても、時期や木や、いろいろなことが関係して、年中同じ甘さのオレンジが取れるはずがないのです。
私がジュース用に買うオレンジは「juicing orange」と呼ばれるものです。
普通に食べるオレンジは大きく皮も厚いので実がはがれやすく、甘みが強いのですが、ジュース用のオレンジは小振りで皮も薄く、味も多少酸っぱいものが多いのですが、何と言っても安い。ファーマーズマーケットで10パウンド(4.5kg)が5ドルぐらいで売っています。
スーパーで売っているジュースも、このjuicing orange から作られているに違いありません。
ではなんでこんなに甘く、どのボトルも同じ味がするのか?
今日はこの記事を紹介します。
実はストレート果汁として売っているオレンジジュースは、単純にストレートではないのです。
まず、酸化を防ぎ長期保存を可能にするために、果汁から酸素を抜くのだそうです。
そうすると、オレンジジュースとは似ても似つかない味に変わってしまうのだとか。
これをまたオレンジジュースのようにするために、フレーバーを入れます。
このフレーバーがオレンジジュースの副産物ということで原材料に表示されていないようなのですが、実はかなりオレンジから変えられてしまっているようなのです。
このフレーバーを調節するのは、香水を作るのと一緒。専門の人がそのメーカーや、その国の好みに合わせて調合するのだとか。
なんとまぁ。
今まで搾りたてと信じて高いお金を出して買っていたオレンジジュースが実は作られた味だったとは。
考えてみればおかしな話です。
アメリカ国内に同じジュースが何千何万本出回っていることか。
しかも年がら年中オレンジが取れる訳でもないでしょうから、長期保存する必要がある訳です。
友人が毎日しぼったジュースを飲んでいたら肌がツルツルに変わったと喜んでいました。
家でしぼったジュース、実際は市販品よりもビタミンCも多いのでしょう。
スロージューサーを使ったり、搾り機で搾ったらエンザイムも効果的にとれるはずです。
ちなみに写真のオレンジジュースはピントサイズぐらい(2カップ=500cc)の空き瓶に入っていますが、
あの量を作るのに、オレンジ4〜5個使います。
一人半カップぐらいを毎朝飲んでいますが、栄養的には市販品の何倍もあるのでは。。と都合の良い方に想像してます。
自分で作るということは何かと時間と手間がかかりますが、オレンジが手に入る限り、頑張って本物のオレンジジュースを作ってみようと思います。
2013年5月15日水曜日
脂肪を食べると太るのは嘘?
私がリアルフードジャーニーを始めて一番衝撃的だったのは、「脂肪」に対する考え方です。
私が食べ物を気にするようになったのは大学生の頃。
80〜90年代にかけてはスーパーモデルが最盛期で、あの細くて長い手足に誰もが憧れていました。
また、「Hanako」や「Tokyo Walker」など情報誌が流行り、関東に出ていた私の周りには魅力的なレストラン情報が満載。
体重も気になるけど美味しいものも食べたい。
そうなるとやはりダイエット。
カロリーに重点を置くダイエットでは、脂肪は禁断の食べ物です。
脂肪を取るとすぐに太る、心臓に悪い、コレステロールが上がるといった情報を何年も聞かされてきた私は、つい最近まで脂肪を極力避けるようにしていました。
使うんだったらオリーブオイル。
たまにごま油。
バターやラードはもっての他。
パンにぬるのも、植物油からできていてしかもトランスファットがゼロで、コレステロールを下げるとお墨付きの「Smart Balance」等のスプレッドを使っていました。
こうして見ると、学生の頃から実に20年近くも私はファットを食べることを恐れてきたのです。
それが一気に反転したのがリアルフードのブログを見てからでした。
食べ物に気を使い始めてから、最初はベジタリアンやローフードに傾いていた私でしたが、次第にリアルフードブログが目につくようになり、伝統的な食を大切にする、という何か基本に戻ったような考え方にとても共感を覚えました。
そんな中で「えっ」と目を見張ったのが脂肪に関する概念です。
「植物油は使うのをやめましょう。火を通すときにはバターかココナッツオイルを使いましょう。
牛脂や豚の油も積極的に使いましょう。」
というのです。
私は最初、この人たちは頭がおかしいのではないかと思いました。
飽和脂肪酸は人間の大敵のはず。
食べたら太るしコレステロールは上がるし、高カロリーなばかりで必要な栄養素が何もないはず。
ところがところが。
ブログや本を読み進めるうちに、頭がおかしいのは私の方だったのだと気づかされたのです。
ここで本を一冊ご紹介します。
私のリアルフードの教科書です。
Sally Fallon というドクターが書いた、「Nourishing Traditions」です。
この本の根拠になっているのが、Weston A. Priceというデンティストが、虫歯と食べ物の関係を調べて世界中を旅して行ったリサーチです。
この本によると、虫歯の少ない、そしてそういうところでは生活習慣病や癌も少ないところが多いのですが、こういった地域では動物の肉や脂肪、内蔵が積極的に食べられているのです。
私たちは忘れがちですが、脂肪は炭水化物、タンパク質と並ぶ三大栄養素の一つ。
実は脂肪は体にとっては必需品。
凝縮されたエネルギーであると同時に、細胞膜を構成したり、ホルモンになったり。
以前どこかで読んだのですが、腸内の粘膜に飽和脂肪酸が使われていると丈夫なのですが、長年不飽和脂肪酸ばかりを食べ、飽和脂肪酸を控えた食事をしていると粘膜が弱くなってしまうのだそうです。
また、動物性の脂肪には脂溶性のビタミンA,D,Eが豊富に含まれています。
動物脂肪に溶けているビタミンは植物からのビタミンに比べると体がとても吸収しやすいのです。
アメリカでは動物性脂肪や肉の消費を抑える食事を長年推進していますが、心臓病や肥満は毎年増える一方です。
この理由としては、まず飽和脂肪酸や食品のコレステロールが血中コレステロールレベルを上げるという理屈が違うのではないかということが挙げられます。
実はこの研究結果が発表された時には、疑問視する声も数多く上がったのですが、プロセスフードやベジタブルオイルを拡販したい大企業に利用され、都合のいい結果だけが広められたという背景があるようです。
また、現在のスーパーマーケットに売られている肉は、遺伝子組み換えされた大豆を主に食べ、一生日の光を見ることもできないような劣悪な環境で育った牛や豚の肉です。ただ太り、大きくなるためだけに生まれ、ホルモン投与されてできた肉、またそうした家畜からとれたミルクやバターは100年前に食べられていたものとは大きく異なるのです。
本来の家畜の性質を尊重し、外で草や虫を自由に食べて育った牛のミルクやバターには、ビタミン類が非常に豊富です。
近年ビタミンDの摂取量が低い人が多いようですが、私もその中の一人です。
2年ほど前に血液検査をした時に、ビタミンDがかなり低いのでサプリメントを摂るようにと医者から指示を受けました。
ビタミンDは日光を浴びることで体が生成しますが、日焼けを嫌がって日焼け止めを塗ったり外出を控えたりという行為が低ビタミンDレベルに拍車をかけているようです。
アメリカでは牛乳や豆乳等には必ずと言っていいほどビタミンDが添加されていますが、それを飲んでいても低いということは、添加されたビタミンDは毒にこそなれ、体には吸収されていないのが現状ではないでしょうか。
その点、動物の脂肪に溶け込んだ脂溶性のビタミンは体が吸収しやすい形になっています。
ビタミンDは骨や歯を形成するのに使われるだけでなく、また免疫システムにも必要不可欠です。
虫歯でさえも、適切な食事とビタミンDや他の栄養素の強化で覆すことができるようです(リソースはここ。)
以来私はファットを恐れることはなくなりました。
パンにはたっぷりとgrass-fed cow(牧草を食べて育った牛)のミルクからできたバターをつけています。
以前はもってのほかだったベーコンも、週に数回食卓にのぼるようになりました。
ベーコンから出た油も保存して、炒め物の時に使います。
結果的に私たち家族は太ったでしょうか?
飽和脂肪酸をふんだんに取り込んだ生活を始めてもう何ヶ月も経ちますが、別にジーンズがきつくなったり、
顔がまるくなったということは全くありません。
体がだるいと感じるわけでもなく、かといって、以前に比べてすごく調子が良いということもありません。
今は必死になって、20年間カットしてきた栄養を体に戻しているといったところでしょうか。
あるリアルフードブログで、家族4人で40パウンド(18kg)のバターを3ヶ月で食べたという記事を読みました。
私たちはそこまで極端なことはしませんが、本物のバターはおいしいです。
もっと早く子供達にも食べさせてあげればよかったと思う今日この頃です。
参考
Weston A. Price Foundation
キャノーラ油について
私が食べ物を気にするようになったのは大学生の頃。
80〜90年代にかけてはスーパーモデルが最盛期で、あの細くて長い手足に誰もが憧れていました。
また、「Hanako」や「Tokyo Walker」など情報誌が流行り、関東に出ていた私の周りには魅力的なレストラン情報が満載。
体重も気になるけど美味しいものも食べたい。
そうなるとやはりダイエット。
カロリーに重点を置くダイエットでは、脂肪は禁断の食べ物です。
脂肪を取るとすぐに太る、心臓に悪い、コレステロールが上がるといった情報を何年も聞かされてきた私は、つい最近まで脂肪を極力避けるようにしていました。
使うんだったらオリーブオイル。
たまにごま油。
バターやラードはもっての他。
パンにぬるのも、植物油からできていてしかもトランスファットがゼロで、コレステロールを下げるとお墨付きの「Smart Balance」等のスプレッドを使っていました。
こうして見ると、学生の頃から実に20年近くも私はファットを食べることを恐れてきたのです。
それが一気に反転したのがリアルフードのブログを見てからでした。
食べ物に気を使い始めてから、最初はベジタリアンやローフードに傾いていた私でしたが、次第にリアルフードブログが目につくようになり、伝統的な食を大切にする、という何か基本に戻ったような考え方にとても共感を覚えました。
そんな中で「えっ」と目を見張ったのが脂肪に関する概念です。
「植物油は使うのをやめましょう。火を通すときにはバターかココナッツオイルを使いましょう。
牛脂や豚の油も積極的に使いましょう。」
というのです。
私は最初、この人たちは頭がおかしいのではないかと思いました。
飽和脂肪酸は人間の大敵のはず。
食べたら太るしコレステロールは上がるし、高カロリーなばかりで必要な栄養素が何もないはず。
ところがところが。
ブログや本を読み進めるうちに、頭がおかしいのは私の方だったのだと気づかされたのです。
ここで本を一冊ご紹介します。
私のリアルフードの教科書です。
Sally Fallon というドクターが書いた、「Nourishing Traditions」です。
この本の根拠になっているのが、Weston A. Priceというデンティストが、虫歯と食べ物の関係を調べて世界中を旅して行ったリサーチです。
この本によると、虫歯の少ない、そしてそういうところでは生活習慣病や癌も少ないところが多いのですが、こういった地域では動物の肉や脂肪、内蔵が積極的に食べられているのです。
私たちは忘れがちですが、脂肪は炭水化物、タンパク質と並ぶ三大栄養素の一つ。
実は脂肪は体にとっては必需品。
凝縮されたエネルギーであると同時に、細胞膜を構成したり、ホルモンになったり。
以前どこかで読んだのですが、腸内の粘膜に飽和脂肪酸が使われていると丈夫なのですが、長年不飽和脂肪酸ばかりを食べ、飽和脂肪酸を控えた食事をしていると粘膜が弱くなってしまうのだそうです。
また、動物性の脂肪には脂溶性のビタミンA,D,Eが豊富に含まれています。
動物脂肪に溶けているビタミンは植物からのビタミンに比べると体がとても吸収しやすいのです。
アメリカでは動物性脂肪や肉の消費を抑える食事を長年推進していますが、心臓病や肥満は毎年増える一方です。
この理由としては、まず飽和脂肪酸や食品のコレステロールが血中コレステロールレベルを上げるという理屈が違うのではないかということが挙げられます。
実はこの研究結果が発表された時には、疑問視する声も数多く上がったのですが、プロセスフードやベジタブルオイルを拡販したい大企業に利用され、都合のいい結果だけが広められたという背景があるようです。
また、現在のスーパーマーケットに売られている肉は、遺伝子組み換えされた大豆を主に食べ、一生日の光を見ることもできないような劣悪な環境で育った牛や豚の肉です。ただ太り、大きくなるためだけに生まれ、ホルモン投与されてできた肉、またそうした家畜からとれたミルクやバターは100年前に食べられていたものとは大きく異なるのです。
本来の家畜の性質を尊重し、外で草や虫を自由に食べて育った牛のミルクやバターには、ビタミン類が非常に豊富です。
近年ビタミンDの摂取量が低い人が多いようですが、私もその中の一人です。
2年ほど前に血液検査をした時に、ビタミンDがかなり低いのでサプリメントを摂るようにと医者から指示を受けました。
ビタミンDは日光を浴びることで体が生成しますが、日焼けを嫌がって日焼け止めを塗ったり外出を控えたりという行為が低ビタミンDレベルに拍車をかけているようです。
アメリカでは牛乳や豆乳等には必ずと言っていいほどビタミンDが添加されていますが、それを飲んでいても低いということは、添加されたビタミンDは毒にこそなれ、体には吸収されていないのが現状ではないでしょうか。
その点、動物の脂肪に溶け込んだ脂溶性のビタミンは体が吸収しやすい形になっています。
ビタミンDは骨や歯を形成するのに使われるだけでなく、また免疫システムにも必要不可欠です。
虫歯でさえも、適切な食事とビタミンDや他の栄養素の強化で覆すことができるようです(リソースはここ。)
以来私はファットを恐れることはなくなりました。
パンにはたっぷりとgrass-fed cow(牧草を食べて育った牛)のミルクからできたバターをつけています。
以前はもってのほかだったベーコンも、週に数回食卓にのぼるようになりました。
ベーコンから出た油も保存して、炒め物の時に使います。
結果的に私たち家族は太ったでしょうか?
飽和脂肪酸をふんだんに取り込んだ生活を始めてもう何ヶ月も経ちますが、別にジーンズがきつくなったり、
顔がまるくなったということは全くありません。
体がだるいと感じるわけでもなく、かといって、以前に比べてすごく調子が良いということもありません。
今は必死になって、20年間カットしてきた栄養を体に戻しているといったところでしょうか。
あるリアルフードブログで、家族4人で40パウンド(18kg)のバターを3ヶ月で食べたという記事を読みました。
私たちはそこまで極端なことはしませんが、本物のバターはおいしいです。
もっと早く子供達にも食べさせてあげればよかったと思う今日この頃です。
参考
Weston A. Price Foundation
キャノーラ油について
2013年5月11日土曜日
ジューサー使ってみました
Happy Mother's Day!
ということで、最近気になっていたジューサーを買ってもらいました。
実は購入したのはマザーズデーよりも1週間早い週末です。
アメリカではしばらく前からジュースが流行っていて、ジュースクレンズやら30日ジュースチャレンジというような言葉がチラホラ目につきます。
そんな中、私がジューサーのことを考え始めたのはごく最近です。
カリフォルニアでは先月あたりから夏日がちらほらと出始め、そんな時にごくごく飲めたらなぁと。
うちにはバイタミックスというパワフルなミキサーがあって、(詳しくはこちらを参照)今まではそれを使っていました。
バイタミックスは野菜やフルーツを丸ごと入れると、高速で撹拌して何でも液体化してしまいます。
繊維を無駄にせずに飲めるのが最大の魅力なのですが。
ただ、繊維が入るのでやはりごくごく飲めるものではないのです。
どちらかというとスムージータイプのような重めのドリンク。
又、食べ物を高速ミキサーにあまり長くかけていると、酵素やビタミンも壊れてしまいます。
せっかくオーガニックの生の野菜や果物を使うのだから、マックスの栄養を搾り取りたいです。
また、繊維が入ったジュースは、ないジュースに比べたらもちろん消化にも時間がかかります。
私のように胃腸の調子がよくない人は特にジューサーから得られるベネフィットが大きいのではと思いました。
今Costcoのオンラインでジューサーがいくつか出ているのですが、その中のHuromというメーカーのものをお友達が何人か使用していてとてもいいというので、いつかオーダーしたいなと思っていました。
低速回転で栄養を壊さないようになっていますが、一人のお友達が以前は別メーカーのジューサーを使っていたけれど、出てくるジュースの量がHurom製の方がものすごく多いのだそうです。
値段も同様のジューサーと比べるとかなりお得。
一度りんごとキャロットのジュースを作ってもらったのですが、やっぱりできたては美味しい!
すっと喉を通り過ぎていきます。
残ったパルプの量がまたすごい。こんなにたくさんのフルーツやベジタブルを普通に食べようと思ってもなかなかできません。
マザーズデーぐらいになったらオーダーしようと思っていたら、お友達が今Costcoのストアにあるよと教えてくれました。
早速翌週末に行ってみたのですが、売り切れ。やっぱりオンラインオーダーしかないかなと諦めていたところに、先週また同じお友達から連絡があり、今どこどこのストアにあって、オンラインより50ドルほど安いとのこと。
速攻で行ってゲットしてきました。
そして使うこと早一週間。
買ったばかりということもあって、毎日2度は活躍しています。
ケール、香菜、人参、しょうが等、あるもの何でも適当に入れます。野菜だけでは飲みづらいので、甘みにリンゴ等のフルーツを忘れずに。
上から野菜を入れると、ジュースとパルプが別々に出てきます。
人参のようにちょっと固めの野菜を入れると、クッキーモンスターのようバリバリと音がします。
中で大きなスクリューのようなものが回転していて、それが野菜をクラッシュします。
だんだんジュースがたまってきました。
りんごのような水分を多く含んだ野菜を入れるとジュースがたくさん出てきます。
高速ミキサーに比べると作るのに多少時間がかかりますが、味は抜群。
作り置きしておくとどんどんビタミンが酸化していったり酵素が壊れてしまうので、なるべく早く飲むのがよいようです。
72時間は栄養が保てるといくつかのサイトで見ましたが、時間と共にある程度酸化していくのは避けられないでしょう。
本日はまた真夏日。外は30度ぐらいありそうです。
午後3時の時点で3回目のジューサー稼働になりました。
朝ファーマーズマーケットで買ったレッドビーツを入れて、赤いジュースをごくり。
うまい〜。
私が気に入ってるのは、二十日大根やビーツの葉っぱ等、普段は使わないようなものもポンポンと入れてジュースを搾り取れるところです。
パセリの下の方の茎なんかも、切って取っておいてまとめて入れます。
便利便利。
出てきたパルプをコンポストにしたいところですが、うちのあたりは動物がでるのでもったいないな〜と思いながら捨てています。
たまにカレーの時に混ぜたり、スープストックを取る時にフレーバーで入れたりしてなんとか無駄を防ごうと四苦八苦。
これから夏の暑い日が続く中、ジュースで食事を済ませる日も出てきそうな予感。
しばらく活躍しそうです。
ということで、最近気になっていたジューサーを買ってもらいました。
実は購入したのはマザーズデーよりも1週間早い週末です。
アメリカではしばらく前からジュースが流行っていて、ジュースクレンズやら30日ジュースチャレンジというような言葉がチラホラ目につきます。
そんな中、私がジューサーのことを考え始めたのはごく最近です。
カリフォルニアでは先月あたりから夏日がちらほらと出始め、そんな時にごくごく飲めたらなぁと。
うちにはバイタミックスというパワフルなミキサーがあって、(詳しくはこちらを参照)今まではそれを使っていました。
バイタミックスは野菜やフルーツを丸ごと入れると、高速で撹拌して何でも液体化してしまいます。
繊維を無駄にせずに飲めるのが最大の魅力なのですが。
ただ、繊維が入るのでやはりごくごく飲めるものではないのです。
どちらかというとスムージータイプのような重めのドリンク。
又、食べ物を高速ミキサーにあまり長くかけていると、酵素やビタミンも壊れてしまいます。
せっかくオーガニックの生の野菜や果物を使うのだから、マックスの栄養を搾り取りたいです。
また、繊維が入ったジュースは、ないジュースに比べたらもちろん消化にも時間がかかります。
私のように胃腸の調子がよくない人は特にジューサーから得られるベネフィットが大きいのではと思いました。
今Costcoのオンラインでジューサーがいくつか出ているのですが、その中のHuromというメーカーのものをお友達が何人か使用していてとてもいいというので、いつかオーダーしたいなと思っていました。
低速回転で栄養を壊さないようになっていますが、一人のお友達が以前は別メーカーのジューサーを使っていたけれど、出てくるジュースの量がHurom製の方がものすごく多いのだそうです。
値段も同様のジューサーと比べるとかなりお得。
一度りんごとキャロットのジュースを作ってもらったのですが、やっぱりできたては美味しい!
すっと喉を通り過ぎていきます。
残ったパルプの量がまたすごい。こんなにたくさんのフルーツやベジタブルを普通に食べようと思ってもなかなかできません。
マザーズデーぐらいになったらオーダーしようと思っていたら、お友達が今Costcoのストアにあるよと教えてくれました。
早速翌週末に行ってみたのですが、売り切れ。やっぱりオンラインオーダーしかないかなと諦めていたところに、先週また同じお友達から連絡があり、今どこどこのストアにあって、オンラインより50ドルほど安いとのこと。
速攻で行ってゲットしてきました。
そして使うこと早一週間。
買ったばかりということもあって、毎日2度は活躍しています。
ケール、香菜、人参、しょうが等、あるもの何でも適当に入れます。野菜だけでは飲みづらいので、甘みにリンゴ等のフルーツを忘れずに。
上から野菜を入れると、ジュースとパルプが別々に出てきます。
人参のようにちょっと固めの野菜を入れると、クッキーモンスターのようバリバリと音がします。
中で大きなスクリューのようなものが回転していて、それが野菜をクラッシュします。
だんだんジュースがたまってきました。
りんごのような水分を多く含んだ野菜を入れるとジュースがたくさん出てきます。
高速ミキサーに比べると作るのに多少時間がかかりますが、味は抜群。
作り置きしておくとどんどんビタミンが酸化していったり酵素が壊れてしまうので、なるべく早く飲むのがよいようです。
72時間は栄養が保てるといくつかのサイトで見ましたが、時間と共にある程度酸化していくのは避けられないでしょう。
本日はまた真夏日。外は30度ぐらいありそうです。
午後3時の時点で3回目のジューサー稼働になりました。
朝ファーマーズマーケットで買ったレッドビーツを入れて、赤いジュースをごくり。
うまい〜。
私が気に入ってるのは、二十日大根やビーツの葉っぱ等、普段は使わないようなものもポンポンと入れてジュースを搾り取れるところです。
パセリの下の方の茎なんかも、切って取っておいてまとめて入れます。
便利便利。
出てきたパルプをコンポストにしたいところですが、うちのあたりは動物がでるのでもったいないな〜と思いながら捨てています。
たまにカレーの時に混ぜたり、スープストックを取る時にフレーバーで入れたりしてなんとか無駄を防ごうと四苦八苦。
これから夏の暑い日が続く中、ジュースで食事を済ませる日も出てきそうな予感。
しばらく活躍しそうです。
2013年5月10日金曜日
今日のパン
本日焼いたパン。
酵母100g
粉400g
水270cc
塩7g
ぐらい
キッチンエイドの中で3〜4分捏ね、冷蔵庫で寝かせること丸3日。
冷蔵庫から出した時には膨らみ過ぎて空気が抜け、生地が沈みかけていましたが、2次発酵はうまくいきました。
浅くて小さいホーロー鍋に無理矢理入れてみました。
450Fのオーブンで焼くこと30分。
焼き色がつくのに時間がかかりました。
クロースアップビュー。
ちょっと上が焦げてしまいました。
前回のパンの記事で書いたように、サワードーブレッドは、冷蔵庫で長く発酵させるとグルテンがバクテリアにより消化されるので、私たちが食べた時に消化しやすくなります。
以前インターネットで読んだ記憶があるのですが、低温で長期間発酵させたサワードーは、体が炭水化物ではなく、ベジタブルと認識して消化するそうです。
それだけ消化しやすい形になっているということでしょう。
1週間ぐらい発酵させてみたいのですが、冷蔵庫にスペースが取れないのが悲しいです。
パンを焼く時のtip。切り目にバターをのせるとパカっときれいに開きます。
酵母100g
粉400g
水270cc
塩7g
ぐらい
キッチンエイドの中で3〜4分捏ね、冷蔵庫で寝かせること丸3日。
冷蔵庫から出した時には膨らみ過ぎて空気が抜け、生地が沈みかけていましたが、2次発酵はうまくいきました。
浅くて小さいホーロー鍋に無理矢理入れてみました。
450Fのオーブンで焼くこと30分。
焼き色がつくのに時間がかかりました。
クロースアップビュー。
ちょっと上が焦げてしまいました。
前回のパンの記事で書いたように、サワードーブレッドは、冷蔵庫で長く発酵させるとグルテンがバクテリアにより消化されるので、私たちが食べた時に消化しやすくなります。
以前インターネットで読んだ記憶があるのですが、低温で長期間発酵させたサワードーは、体が炭水化物ではなく、ベジタブルと認識して消化するそうです。
それだけ消化しやすい形になっているということでしょう。
1週間ぐらい発酵させてみたいのですが、冷蔵庫にスペースが取れないのが悲しいです。
パンを焼く時のtip。切り目にバターをのせるとパカっときれいに開きます。
2013年5月7日火曜日
天然酵母パンの秘密
「リアルフード」という言葉を聞いたことがありますか?
文字通り「本物の食べ物」という意味です。
日本ではあまり必要のない言葉かもしれませんが、アメリカではリアルフードを探すのはちょっとした努力が必要です。
アメリカのスーパーは日本に比べるとかなり巨大です。
初めて訪れた時は、その大きさと種類の豊富さにただただ圧倒されました。
で、何が場所を占めているのかというと、ほとんどは加工食品なのです。
冷凍庫にはレンジで数分温めるだけの、「TVディナー」がずらりと。
ピザはもちろん、朝食用のワッフルまで。
スナック売り場では、大きなバッグのチップスが所狭しと並んでいます。
シリアルの数も半端ではありません。
加工食品には、添加物はもちろんのこと、遺伝子組み換えされた原材料が使われています。
アメリカでは遺伝子組み換えの表示義務がありません。
国内に出回っている大豆やコーンのほとんどが遺伝子組み換え品だと言われています。
そして、このコーンや大豆は驚くほど多くの加工食品に使われています。
家畜の飼料は今ではほとんどが大豆ベース。
スーパーで買うお肉は牛にしろ豚にしろチキンにしろ、皆遺伝子組み換えされた大豆を食べて育てられたものです。
コーンが材料になるコーンシロップ(ハイフルクトースコーンシロップも含めて)も、スーパーで売っている甘いお菓子やソーダ、シリアル等に使われています。
こうした中で、昔から食卓に並んでいた食べ物を探すとなると、オーガニックフードに頼るしかありません。
遺伝子組み換え食品が材料に含まれているとオーガニックと認定されないからです。
と、前置きはこのくらいにして、今日はパンの話題です。
最近小麦に含まれているグルテンがかなり悪者扱いされています。
スーパーでも「グルテンフリー」と表示された食品が一昔前に比べるとかなり頻繁に目にするようになりました。
オンラインでも、グルテンを食べないようにしているという書き込みがたくさんあります。
なぜこんなにグルテンが敵視されているのでしょうか?
グルテンは牛乳に含まれるカゼインと並んで、実はとても消化しづらいタンパク質なのです。
昔から小麦アレルギーがありましたが、最近ではその数も急増しているそうです。
この背景には、近年の小麦はグルテンが強化されているということがあげられます。
パンを作る時、グルテンが多く含まれる粉を使って練ったりたたいたりしてグルテンを発達させると柔らかいフカフカのパンになりますよね。
食パンなどのボリュームを出したり、柔らかくしたいパンには、グルテンが多めの強力粉を使います。
逆に、日本産の小麦は外国産の小麦に比べるとグルテンが少ないので、うどんや、あんぱん等の、ボリュームを押さえたものに使われます。
さて、最近アメリカでは、肥満や生活習慣病の原因は実は今まで言われてきた脂肪やコレステロールではなく、炭水化物の取り過ぎがよくないのではという見方が増えています。
アメリカで炭水化物といったら、ほとんどが小麦です。パンもパスタもシリアルも、グルテンが含まれています。
健康な人だったらグルテンも問題なく消化できるのですが、加工食品がスーパーの大部分を占めるこの国にとって、実は消化器官が正常に機能していると言う人がどのくらいいるのでしょうか。
アレルギーをはじめとする疾患は、消化器官の炎症や腸内バクテリアのバランスが崩れて未消化の食物が体内に残ることから起こるという見解があります。
人の体内には体を構成する細胞以上のバクテリアが存在しています。
食品添加物、加工食品や遺伝子組み換え食品は、従来から人が食べ、消化してきたものとは違います。そうすると、体はうまく消化することができず、徐々に腸内が荒れていきます。
胃腸が荒れ、腸内バクテリアのバランスが崩れ、悪玉菌が増えてくると、さらに消化環境が悪くなります。
そうするとちょっと複雑なものが消化できなくなる。アレルギーの多い牛乳や大豆も実は消化しづらい食品のトップリストなのです。
こうして長年に渡る食生活でダメージを受けてしまった腸内環境を改善しようとしている人たちが探し求めているのが先に挙げた「リアルフード」です。
今からお話するサワードー(サワー種のパン)も、スーパーでイーストが売られる前には普通に作られていた伝統的なパンなのです。
子供達のスイムチームでは年に数回パーティーがあります。
パーティーと言っても、親が食べ物を持ち寄って、練習の後にそれを食べるだけなのですが、
あるパーティーの時、13歳ぐらいの女の子がピザやサンドイッチがあるにもかかわらず、フルーツだけを取って食べていました。彼女のお母さんが、
「うちの子はグルテンを食べないの」
と言っていたのでどうしてか尋ねると、お嬢さんが一時期原因不明の体調不良で、ベッドから起き上がれないくらいだったというのです。医者に行っても原因もわからず、何をしてもぼーっとしてしまって、しばらく学校にも行けなかったと。きっかけは聞きませんでしたが、グルテンを食べるのをやめたら急によくなったので以来グルテンは食べていないのだそうです。お嬢さんも食べたがる様子もなかったのでよほどつらい思いをしたのでしょう。
そういう話を実際に聞くと、グルテンってよくないのかなと思ってしまいます。
私はグルテンに敏感な訳ではありませんが、去年あたりから胃腸の調子が悪く、頻繁に下腹部が痛くなるようになりました。
食事前にエンザイムを飲むと痛まないのですが、外食したり、友人宅で食べたりすると十中八九痛くなります。やはり腸内環境がよくないのだなと思い、それも食べものに気をつけるきっかけとなりました。
何はともあれ、グルテン、どうしようかなと思っている時に、発酵食品を推進しているドナさんのサイトでこんな記事を見つけたのです。リソースはここ。
これによると、冷蔵庫で長時間発酵させたサワードーブレッドはグルテンにアレルギーのある人でも食べられるというのです。
善玉菌が長時間の発酵過程でグルテンを消化してくれるらしいのです。
何と!!
最近消化のことを考えて、オーガニックや発芽パンを買っていたので、コストも馬鹿にならないし、だったら作ってみようか。ということで種おこしから始めました。
純粋なサワー種とは違いますが、昔作ったことのあるレーズンから種を起こします。
レーズンをかぶる程度の水につけて数日置いておくと、レーズンについた菌が発酵を初めて泡を出します。
泡が収まってきたらレーズンを漉して、このレーズン液に全粒粉を混ぜ、倍に膨らんだらまた粉を足す。
これを三回繰り返したら天然酵母の出来上がり。
パンを膨らませるのに十分な菌が繁殖しているはずです。
天然酵母の作り方はオンラインでたくさん載っているので参考にしてください。
この酵母120gに粉300g、水180cc、塩5gで焼いたパンがこれ。
粉は全粒粉と白い粉を半々にしました。
これでは発酵はせいぜい1日が限界。冷蔵庫でも二日で生地が膨らんでしまいます。
LAに昔からあるベーカリーによると、よく捏ねて、何日も冷蔵庫で低温発酵させたサワードーブレッドはグルテンアレルギーの人が食べても問題ないとのこと。
何日も冷蔵庫で発酵させるには、もう少し酵母を減らして粉や水の量を増やさないといけませんね。
ということで今そちらは試行錯誤中です。
最近はなぜかパンを食べる量が減ったので作る量も減りましたが、一時期は毎日、多いときには一日2度も焼いていました。
焼いたパンとファーマーズマーケットで買った卵で卵サンドを作った時の写真。
ここのファームはフリーレンジのオーガニックチキンを育てています。
フリーレンジというのは、狭い室内に閉じ込められているのではなく、外に自由に出入りしてそこで虫をつっついたり本来の鳥がする活動ができる環境ということです。
卵の大きさや色が違い、割ると黄身の大きさや色もそれぞれ違うのが自然っぽくて気に入りました。
何の変哲もないエッグサンドイッチですが、エンザイムなしで食べてもお腹が痛くなる心配はありません。
自家製天然酵母パンは、お財布にもやさしいです。
お店でオーガニックの天然酵母を買うと、安くても半ローフで3ドル。
オーガニックの食パンや発芽小麦を使ったパンは一斤4ドルはします。
家で作ると、オーガニックの小麦粉は5ドルほど。これで約1ヶ月はもちます。
リアルフードは準備に時間がかかりますが、便利さばかりを求めて加工食品や冷凍食品に走った過去を反省して、多少時間がかかってもなるべく手作りを心がけている今日この頃です。
文字通り「本物の食べ物」という意味です。
日本ではあまり必要のない言葉かもしれませんが、アメリカではリアルフードを探すのはちょっとした努力が必要です。
アメリカのスーパーは日本に比べるとかなり巨大です。
初めて訪れた時は、その大きさと種類の豊富さにただただ圧倒されました。
で、何が場所を占めているのかというと、ほとんどは加工食品なのです。
冷凍庫にはレンジで数分温めるだけの、「TVディナー」がずらりと。
ピザはもちろん、朝食用のワッフルまで。
スナック売り場では、大きなバッグのチップスが所狭しと並んでいます。
シリアルの数も半端ではありません。
加工食品には、添加物はもちろんのこと、遺伝子組み換えされた原材料が使われています。
アメリカでは遺伝子組み換えの表示義務がありません。
国内に出回っている大豆やコーンのほとんどが遺伝子組み換え品だと言われています。
そして、このコーンや大豆は驚くほど多くの加工食品に使われています。
家畜の飼料は今ではほとんどが大豆ベース。
スーパーで買うお肉は牛にしろ豚にしろチキンにしろ、皆遺伝子組み換えされた大豆を食べて育てられたものです。
コーンが材料になるコーンシロップ(ハイフルクトースコーンシロップも含めて)も、スーパーで売っている甘いお菓子やソーダ、シリアル等に使われています。
こうした中で、昔から食卓に並んでいた食べ物を探すとなると、オーガニックフードに頼るしかありません。
遺伝子組み換え食品が材料に含まれているとオーガニックと認定されないからです。
と、前置きはこのくらいにして、今日はパンの話題です。
最近小麦に含まれているグルテンがかなり悪者扱いされています。
スーパーでも「グルテンフリー」と表示された食品が一昔前に比べるとかなり頻繁に目にするようになりました。
オンラインでも、グルテンを食べないようにしているという書き込みがたくさんあります。
なぜこんなにグルテンが敵視されているのでしょうか?
グルテンは牛乳に含まれるカゼインと並んで、実はとても消化しづらいタンパク質なのです。
昔から小麦アレルギーがありましたが、最近ではその数も急増しているそうです。
この背景には、近年の小麦はグルテンが強化されているということがあげられます。
パンを作る時、グルテンが多く含まれる粉を使って練ったりたたいたりしてグルテンを発達させると柔らかいフカフカのパンになりますよね。
食パンなどのボリュームを出したり、柔らかくしたいパンには、グルテンが多めの強力粉を使います。
逆に、日本産の小麦は外国産の小麦に比べるとグルテンが少ないので、うどんや、あんぱん等の、ボリュームを押さえたものに使われます。
さて、最近アメリカでは、肥満や生活習慣病の原因は実は今まで言われてきた脂肪やコレステロールではなく、炭水化物の取り過ぎがよくないのではという見方が増えています。
アメリカで炭水化物といったら、ほとんどが小麦です。パンもパスタもシリアルも、グルテンが含まれています。
健康な人だったらグルテンも問題なく消化できるのですが、加工食品がスーパーの大部分を占めるこの国にとって、実は消化器官が正常に機能していると言う人がどのくらいいるのでしょうか。
アレルギーをはじめとする疾患は、消化器官の炎症や腸内バクテリアのバランスが崩れて未消化の食物が体内に残ることから起こるという見解があります。
人の体内には体を構成する細胞以上のバクテリアが存在しています。
食品添加物、加工食品や遺伝子組み換え食品は、従来から人が食べ、消化してきたものとは違います。そうすると、体はうまく消化することができず、徐々に腸内が荒れていきます。
胃腸が荒れ、腸内バクテリアのバランスが崩れ、悪玉菌が増えてくると、さらに消化環境が悪くなります。
そうするとちょっと複雑なものが消化できなくなる。アレルギーの多い牛乳や大豆も実は消化しづらい食品のトップリストなのです。
こうして長年に渡る食生活でダメージを受けてしまった腸内環境を改善しようとしている人たちが探し求めているのが先に挙げた「リアルフード」です。
今からお話するサワードー(サワー種のパン)も、スーパーでイーストが売られる前には普通に作られていた伝統的なパンなのです。
子供達のスイムチームでは年に数回パーティーがあります。
パーティーと言っても、親が食べ物を持ち寄って、練習の後にそれを食べるだけなのですが、
あるパーティーの時、13歳ぐらいの女の子がピザやサンドイッチがあるにもかかわらず、フルーツだけを取って食べていました。彼女のお母さんが、
「うちの子はグルテンを食べないの」
と言っていたのでどうしてか尋ねると、お嬢さんが一時期原因不明の体調不良で、ベッドから起き上がれないくらいだったというのです。医者に行っても原因もわからず、何をしてもぼーっとしてしまって、しばらく学校にも行けなかったと。きっかけは聞きませんでしたが、グルテンを食べるのをやめたら急によくなったので以来グルテンは食べていないのだそうです。お嬢さんも食べたがる様子もなかったのでよほどつらい思いをしたのでしょう。
そういう話を実際に聞くと、グルテンってよくないのかなと思ってしまいます。
私はグルテンに敏感な訳ではありませんが、去年あたりから胃腸の調子が悪く、頻繁に下腹部が痛くなるようになりました。
食事前にエンザイムを飲むと痛まないのですが、外食したり、友人宅で食べたりすると十中八九痛くなります。やはり腸内環境がよくないのだなと思い、それも食べものに気をつけるきっかけとなりました。
何はともあれ、グルテン、どうしようかなと思っている時に、発酵食品を推進しているドナさんのサイトでこんな記事を見つけたのです。リソースはここ。
これによると、冷蔵庫で長時間発酵させたサワードーブレッドはグルテンにアレルギーのある人でも食べられるというのです。
善玉菌が長時間の発酵過程でグルテンを消化してくれるらしいのです。
何と!!
最近消化のことを考えて、オーガニックや発芽パンを買っていたので、コストも馬鹿にならないし、だったら作ってみようか。ということで種おこしから始めました。
純粋なサワー種とは違いますが、昔作ったことのあるレーズンから種を起こします。
レーズンをかぶる程度の水につけて数日置いておくと、レーズンについた菌が発酵を初めて泡を出します。
泡が収まってきたらレーズンを漉して、このレーズン液に全粒粉を混ぜ、倍に膨らんだらまた粉を足す。
これを三回繰り返したら天然酵母の出来上がり。
パンを膨らませるのに十分な菌が繁殖しているはずです。
天然酵母の作り方はオンラインでたくさん載っているので参考にしてください。
この酵母120gに粉300g、水180cc、塩5gで焼いたパンがこれ。
粉は全粒粉と白い粉を半々にしました。
これでは発酵はせいぜい1日が限界。冷蔵庫でも二日で生地が膨らんでしまいます。
LAに昔からあるベーカリーによると、よく捏ねて、何日も冷蔵庫で低温発酵させたサワードーブレッドはグルテンアレルギーの人が食べても問題ないとのこと。
何日も冷蔵庫で発酵させるには、もう少し酵母を減らして粉や水の量を増やさないといけませんね。
ということで今そちらは試行錯誤中です。
最近はなぜかパンを食べる量が減ったので作る量も減りましたが、一時期は毎日、多いときには一日2度も焼いていました。
焼いたパンとファーマーズマーケットで買った卵で卵サンドを作った時の写真。
ここのファームはフリーレンジのオーガニックチキンを育てています。
フリーレンジというのは、狭い室内に閉じ込められているのではなく、外に自由に出入りしてそこで虫をつっついたり本来の鳥がする活動ができる環境ということです。
卵の大きさや色が違い、割ると黄身の大きさや色もそれぞれ違うのが自然っぽくて気に入りました。
何の変哲もないエッグサンドイッチですが、エンザイムなしで食べてもお腹が痛くなる心配はありません。
自家製天然酵母パンは、お財布にもやさしいです。
お店でオーガニックの天然酵母を買うと、安くても半ローフで3ドル。
オーガニックの食パンや発芽小麦を使ったパンは一斤4ドルはします。
家で作ると、オーガニックの小麦粉は5ドルほど。これで約1ヶ月はもちます。
リアルフードは準備に時間がかかりますが、便利さばかりを求めて加工食品や冷凍食品に走った過去を反省して、多少時間がかかってもなるべく手作りを心がけている今日この頃です。
2013年4月7日日曜日
医者にいかずにどうやってインフルエンザを治す?
すごくご無沙汰してしまいました。
いろいろ悪戦苦闘の日々が続き、さてどこから始めたらいいのやらと悩んでしまうところです。
とりあえず娘の不調からご報告。
3月の始めにスイムミートがありました。
娘も息子もベストタイムを出すことができ、こんな充実したスイムミートは久しぶりだと喜んでいたのですが。
その夜中、
「ママ眠れない。」
と娘が目をこすりながら私のもとにやってきました。
どうしたのかと思いきや、体が熱い!
触った途端にこれはかなりの高熱とわかるほど。
はかってみると102度(38.8度)。
なんたる不覚。今年は無事に乗り切れるかと思っていたのに、風邪のシーズンが終わろうとしてるこの時期になってかかってしまった。
心当たりはいくつか。
まず、その前の週、出張前の主人の声がでなくなっていました。
本人はそれ以外の症状がなかったので、最初はなんだかわからないようなことを言っていたのですが、多分風邪。
その2、3日後に娘は一度99度(37度ぐらい)の熱を一晩出しています。
それがぶり返したのか、もしくは、スイミングの仲のいいお友達一家がその一週間前にほぼ全滅していました。
家族全員が次々と高熱。一番上の13歳のお兄ちゃんに至っては2週間も熱が下がらないという質の悪い風邪。
おそらくインフルエンザだとお母さんが言っていました。
熱が下がるとみんなスイミングに出てくるのですが、咳はしばらく続くから移る確率大。
学校でも娘のクラスでは30人中7人欠席。
まだまだフルー健在のよう。
その日の夜はアイスパックを首筋やおでこにあてたりしてやり過ごしたのですが、翌朝には熱は一時的に下がっていました。
なるべく薬を避けたかったので、お友達から風邪に効くと聞いていた、Elderberryのシロップを服用させることにしました。
お砂糖は菌が繁殖するので、シロップではなくエキストラクトが望ましいのですが、ちょうどMothersでこのシロップがセールだったので、試してみることにしました。
風邪薬というよりは、免疫ブースターといった感じでしょうか。
この他に、自家製ピクルスのジュースが効くと聞いたので、大匙1程度を何度か飲ませました。
ピクルスのジュースには善玉菌がたくさんいます。
70%の免疫活動は腸内で行われていると言います。
腸内環境を整えることが免疫力を高めることにつながります。
普段から発酵食品を食べて善玉菌を補給することは実は消化機能だけでなく、体の防衛システムにもとても重要なのです。
ちょうど運悪く主人が出張に出たばかりだったので、お兄ちゃんの学校のお迎えやスイミングの時も娘は車で一緒に待っている羽目になってしまいました。
午後になると嫌な感じで熱がぶり返してきました。
これはインフルエンザかも。だったら私たちも気を付けないと。
二日目が一番悪かったようです。
いつもはカウチで横になってテレビを見ているのに、この日はぐったりとして目をつぶっているだけでした。
熱も103度(39度)を越えていました。
とにかく水分。飲めるときはケフィアや、チキンの骨からとったスープを飲ませました。
アメリカでは風邪をひいたらチキンスープとよく言いますが、市販の缶のチキンスープでなく、ちゃんと骨と肉から作ったスープはタンパク質やミネラルが溶け出しているのでとても弱った体の滋養になるのです。
咳も出てきたので、Mothersの herbal extract 売り場にある咳用のティンクチャー等も試してみたのですが、一番効果があったのは、アップルサイダービネガーと生ハニーを1:1で混ぜたもの。
生のアップルサイダービネガーと生のハニーにはどちらにも殺菌効果があり、ハニーが喉をコーティングするような働きもするようで、不思議と咳がしばらくおさまるのです。
このころまでには私も鼻が詰まり、夜になるとものすごく喉が乾燥して痛み、咳が出るようになっていたので、ビネガー/ハニー ミックスを大匙一杯ほど頻繁に飲んでいました。
はちみつは、ニュージーランドのマヌカハニーが殺菌効果が高いことで知られています。
昔から傷口などの外傷にも使われているほどの品質。
マヌカハニーには、+15のように数字で効果が表されていて、数字が高いほどその効果も高く、お値段も上がります。
マヌカハニーに限らず、生のはちみつには殺菌効果があります。
特にローカル(地元)のはちみつは花粉症にも効くと言われています。
安いはちみつは中国産が混ざっていたり、ハイフルクトースコーンシロップだったりするので、買うときは必ず産地を確認してください。
結局熱は木曜日まで続きました。
金曜日にようやく下がったものの、娘は翌週半ばまでずっとご機嫌ななめ。
調子が戻るのには時間がかかったようです。
私と息子は鼻風邪程度で済んだのが不幸中の幸いでしょうか
果たして娘のはインフルエンザだったのだろうか?
ようやく治ってほっとしたのもつかのま、娘が先週また風邪をひいてきました。
今年は熱が一度下がってもまたぶり返すという例を何件も聞いていたのですが、彼女は咳と鼻水。
なんで?
実は娘は生まれた年になぜか中耳炎を繰り返し、毎月のように抗生物質を飲んでいました。
それから抗生物質にお世話になること年に数回。
去年これではいけないとカイロに連れて行った先で言われたのは、生まれてすぐ抗生物質を多用したので、体がもう戦おうとしていないということでした。
毎年兄が咳をすれば娘は熱を出すという有様だったのですが、今年は大丈夫と思っていたのに甘かったようです。
今回はピクルスのジュースなんて生易しいことを言わずに、自家製ガーリックピクルスを有無を言わせずに毎日の日課に追加。
善玉菌補給と殺菌効果を一度に取ってもらいましょう。
とりあえず鼻をすすっているとすぐに中耳炎になるのがいつものパターンなので、それを何とかしないと。
鼻をかむのが下手くそなので、鼻を洗うことにしました。
よくアメリカではNeti Potというものを見かけます。
鼻を洗う専用のティーポットのようなもので、塩水や専用の液を入れて鼻に流し込み、鼻を洗います。
昔うちの主人も私の伊万里焼のティーポットで鼻を洗ってふたを落として割ってしまいました。
わざわざ伊万里焼使わなくてもいいのに。。。
ただ、ポットで鼻を洗うには顔を傾けたりして大変そう。子供には難しそうです。
そこで、しばらく前にフェイスブックにポストされていたビデオを思い出しました。
こんな小さい子が、上手に鼻リンスをしているじゃないですか!
これだったら顔を傾けなくてもいいので楽そう。あまりにも簡単そうなので、私もやってみたくなりました。
鼻水が出てるときに洗ったら気持ちよさそう!
Costcoで大きいパックが売っていたので、その日のうちに購入して早速試してみました。
鼻が水に入るとちょっとツンとする感じがするのですが、すぐに慣れます。
鼻が乾燥気味だったのですが、中で出血して固まっていたらしく、それが一気に流れ出てきました。
出してしまうとスッキリ!
幸い娘はスイミングのターンで鼻ツンは慣れているので、問題なくクリアー。
ちょっと汚いのですが、色のついた鼻水がたら~んと流れ出てきました。
終わった後も水分で緩んでいるので、鼻もかみやすくなっています。
アレルギーにも効果があるようです。
ボトルの使いやすさはもちろんのこと、付属の粉を水に溶かすのですがこれが瞬間に溶けてまた使いやすい。
塩とベーキングソーダのようですが、自分で作ったらしばらくボトルを振って溶かすことになるはず。
これは久しぶりのヒット商品!
もうティーポットを壊されることもないでしょう。
鼻リンスを始めて1週間ほど経ちます。
ほぼ咳も止まったようです。
どうかどうか、中耳炎になりませんように。
いろいろ悪戦苦闘の日々が続き、さてどこから始めたらいいのやらと悩んでしまうところです。
とりあえず娘の不調からご報告。
3月の始めにスイムミートがありました。
娘も息子もベストタイムを出すことができ、こんな充実したスイムミートは久しぶりだと喜んでいたのですが。
その夜中、
「ママ眠れない。」
と娘が目をこすりながら私のもとにやってきました。
どうしたのかと思いきや、体が熱い!
触った途端にこれはかなりの高熱とわかるほど。
はかってみると102度(38.8度)。
なんたる不覚。今年は無事に乗り切れるかと思っていたのに、風邪のシーズンが終わろうとしてるこの時期になってかかってしまった。
心当たりはいくつか。
まず、その前の週、出張前の主人の声がでなくなっていました。
本人はそれ以外の症状がなかったので、最初はなんだかわからないようなことを言っていたのですが、多分風邪。
その2、3日後に娘は一度99度(37度ぐらい)の熱を一晩出しています。
それがぶり返したのか、もしくは、スイミングの仲のいいお友達一家がその一週間前にほぼ全滅していました。
家族全員が次々と高熱。一番上の13歳のお兄ちゃんに至っては2週間も熱が下がらないという質の悪い風邪。
おそらくインフルエンザだとお母さんが言っていました。
熱が下がるとみんなスイミングに出てくるのですが、咳はしばらく続くから移る確率大。
学校でも娘のクラスでは30人中7人欠席。
まだまだフルー健在のよう。
その日の夜はアイスパックを首筋やおでこにあてたりしてやり過ごしたのですが、翌朝には熱は一時的に下がっていました。
なるべく薬を避けたかったので、お友達から風邪に効くと聞いていた、Elderberryのシロップを服用させることにしました。
お砂糖は菌が繁殖するので、シロップではなくエキストラクトが望ましいのですが、ちょうどMothersでこのシロップがセールだったので、試してみることにしました。
風邪薬というよりは、免疫ブースターといった感じでしょうか。
この他に、自家製ピクルスのジュースが効くと聞いたので、大匙1程度を何度か飲ませました。
ピクルスのジュースには善玉菌がたくさんいます。
70%の免疫活動は腸内で行われていると言います。
腸内環境を整えることが免疫力を高めることにつながります。
普段から発酵食品を食べて善玉菌を補給することは実は消化機能だけでなく、体の防衛システムにもとても重要なのです。
ちょうど運悪く主人が出張に出たばかりだったので、お兄ちゃんの学校のお迎えやスイミングの時も娘は車で一緒に待っている羽目になってしまいました。
午後になると嫌な感じで熱がぶり返してきました。
これはインフルエンザかも。だったら私たちも気を付けないと。
二日目が一番悪かったようです。
いつもはカウチで横になってテレビを見ているのに、この日はぐったりとして目をつぶっているだけでした。
熱も103度(39度)を越えていました。
とにかく水分。飲めるときはケフィアや、チキンの骨からとったスープを飲ませました。
アメリカでは風邪をひいたらチキンスープとよく言いますが、市販の缶のチキンスープでなく、ちゃんと骨と肉から作ったスープはタンパク質やミネラルが溶け出しているのでとても弱った体の滋養になるのです。
咳も出てきたので、Mothersの herbal extract 売り場にある咳用のティンクチャー等も試してみたのですが、一番効果があったのは、アップルサイダービネガーと生ハニーを1:1で混ぜたもの。
生のアップルサイダービネガーと生のハニーにはどちらにも殺菌効果があり、ハニーが喉をコーティングするような働きもするようで、不思議と咳がしばらくおさまるのです。
このころまでには私も鼻が詰まり、夜になるとものすごく喉が乾燥して痛み、咳が出るようになっていたので、ビネガー/ハニー ミックスを大匙一杯ほど頻繁に飲んでいました。
はちみつは、ニュージーランドのマヌカハニーが殺菌効果が高いことで知られています。
昔から傷口などの外傷にも使われているほどの品質。
マヌカハニーには、+15のように数字で効果が表されていて、数字が高いほどその効果も高く、お値段も上がります。
マヌカハニーに限らず、生のはちみつには殺菌効果があります。
特にローカル(地元)のはちみつは花粉症にも効くと言われています。
安いはちみつは中国産が混ざっていたり、ハイフルクトースコーンシロップだったりするので、買うときは必ず産地を確認してください。
結局熱は木曜日まで続きました。
金曜日にようやく下がったものの、娘は翌週半ばまでずっとご機嫌ななめ。
調子が戻るのには時間がかかったようです。
私と息子は鼻風邪程度で済んだのが不幸中の幸いでしょうか
果たして娘のはインフルエンザだったのだろうか?
ようやく治ってほっとしたのもつかのま、娘が先週また風邪をひいてきました。
今年は熱が一度下がってもまたぶり返すという例を何件も聞いていたのですが、彼女は咳と鼻水。
なんで?
実は娘は生まれた年になぜか中耳炎を繰り返し、毎月のように抗生物質を飲んでいました。
それから抗生物質にお世話になること年に数回。
去年これではいけないとカイロに連れて行った先で言われたのは、生まれてすぐ抗生物質を多用したので、体がもう戦おうとしていないということでした。
毎年兄が咳をすれば娘は熱を出すという有様だったのですが、今年は大丈夫と思っていたのに甘かったようです。
今回はピクルスのジュースなんて生易しいことを言わずに、自家製ガーリックピクルスを有無を言わせずに毎日の日課に追加。
善玉菌補給と殺菌効果を一度に取ってもらいましょう。
とりあえず鼻をすすっているとすぐに中耳炎になるのがいつものパターンなので、それを何とかしないと。
鼻をかむのが下手くそなので、鼻を洗うことにしました。
よくアメリカではNeti Potというものを見かけます。
鼻を洗う専用のティーポットのようなもので、塩水や専用の液を入れて鼻に流し込み、鼻を洗います。
昔うちの主人も私の伊万里焼のティーポットで鼻を洗ってふたを落として割ってしまいました。
わざわざ伊万里焼使わなくてもいいのに。。。
ただ、ポットで鼻を洗うには顔を傾けたりして大変そう。子供には難しそうです。
そこで、しばらく前にフェイスブックにポストされていたビデオを思い出しました。
こんな小さい子が、上手に鼻リンスをしているじゃないですか!
これだったら顔を傾けなくてもいいので楽そう。あまりにも簡単そうなので、私もやってみたくなりました。
鼻水が出てるときに洗ったら気持ちよさそう!
Costcoで大きいパックが売っていたので、その日のうちに購入して早速試してみました。
鼻が水に入るとちょっとツンとする感じがするのですが、すぐに慣れます。
鼻が乾燥気味だったのですが、中で出血して固まっていたらしく、それが一気に流れ出てきました。
出してしまうとスッキリ!
幸い娘はスイミングのターンで鼻ツンは慣れているので、問題なくクリアー。
ちょっと汚いのですが、色のついた鼻水がたら~んと流れ出てきました。
終わった後も水分で緩んでいるので、鼻もかみやすくなっています。
アレルギーにも効果があるようです。
ボトルの使いやすさはもちろんのこと、付属の粉を水に溶かすのですがこれが瞬間に溶けてまた使いやすい。
塩とベーキングソーダのようですが、自分で作ったらしばらくボトルを振って溶かすことになるはず。
これは久しぶりのヒット商品!
もうティーポットを壊されることもないでしょう。
鼻リンスを始めて1週間ほど経ちます。
ほぼ咳も止まったようです。
どうかどうか、中耳炎になりませんように。
2013年3月7日木曜日
フルーツのスナックとデハイドレーター
ついこの前スイムミート(水泳大会)だったのに、明日またミートがあります。
今日は昼間に雹が降ったりして、気温ががくんと下がりましたが、明日の朝もすごく寒そう。。
スイムミートの前になると、うちで作るものがあります。
フルーツレザーとソーセージチップス。
どちらもデハイドレーターというものを使います。
これは、中に入れた食べ物を乾燥させるためのものです。
後ろにファンがついていて、風を送りながら温度調節をして食べ物の水分を飛ばします。
オーブンを代わりに使用することもできますが、デハイドレーターは40度以下の低温にも対応してるため、野菜や果物の酵素を保ちながら乾燥させることができるのです。
ケールチップスやアップルチップス等、薄切りにした野菜や果物に塩等で味付けをして並べるだけなので、とても簡単。
私が買ったのは、TSMのステンレススティール製。
デハイドレーターもピンきりですが、ほとんどはプラスチック製のものが多い中、このTSMのデハイドレーターは中のシェルフもステンレス。
近年プラスチックを熱すると化学成分が溶け出してよくないということがわかり、ほとんどのプラスチックには「BPA free」と書かれていますね。
最近のデータでは、BPAがなくてもプラスチックからは同様の化学成分が溶け出していることが報告されています。
食品に直接触れるものにはプラスチックではなく、ガラスやホーロー、ステンレスを使う人が序々に増えてきています。
そして、もう一つ、ここのメーカーのものは、音が静か。
よく別メーカーのものを勧めているブログを見かけますが、実際にレビューを読んでみると音がうるさくてガラージに持って行ったという人さえいます。
TSMのデハイドレーターは、もともとお肉の好きな人たちがジャーキーやソーセージを作るために使っていたようなのですが、最近のローフードブームでベジタリアンの間でも広がってきたという優れもの。
私が調べた中では、Amazonが一番いいお値段でした。
興味がある人は、下にリンクがあります。
今回作ったのはフルーツレザーと言って、ミキサーでピュレーにしたフルーツを薄く延ばして乾燥させます。
使用したフルーツは、バナナ、りんご、冷凍ベリーミックス、オレンジ(全部オーガニック)。
これをバイタミックスに入れてガーっと混ぜます。
これを混ぜると
こうなる。
バイタミックスはとてもパワフルなミキサーで、固体のフルーツを全て液体化してしまいます。
上の写真は繊維を漉してあるわけではありませんが、飲むととてもスムーズで、繊維質は感じません。
あまり長く高速でかけると酵素が死んでしまうので、なるべく短時間で済ませます。
普段スムージーを作るときも、メーカーのレシピでは50秒と書いてありますが、私はその半分ぐらいの時間で止めてしまいます。
このピューレ状のフルーツをオイルをスプレーしたパーチメントペーパーに広げます。
薄く均一に。薄くしすぎるとはがすときにくっついて難しいです。
これをデハイドレーターにセットします。
スイッチを入れて低温で数時間乾かし、シートからはがれるくらいになったらはがしてひっくり返してさらに数時間、触っても指にくっつかなくなるくらいまで乾かします。
大抵6~8時間ぐらい。フルーツの水分の量や厚さ等によって変わってきます。
乾かして切ったもの。
ベリー類の種のプチっとした感じが残ってます。
オーガニック、無添加。
お店ではオーガニックになると、とちょっと厚めの写真程度の大きさのフルーツレザーが一枚で60セントぐらいします。
もちろん1枚だけではお腹の足しにはなりません。
冬のスイムミートの時は生のフルーツを持っていっても寒くてほとんど食べないので、いいスナックです。
ソーセージチップスはすごく簡単で、ソーセージを薄切りにして乾燥させるだけ。
ソーセージはなるべくNitrates等の入っていない無添加のものを選びます。
これが、
数時間乾燥させるとこうなります。
この時はかなり固めに乾燥させましたが、その辺は乾燥時間でお好みに調節できます。
お肉の時は、食中毒が気になるので少し高めの温度で行います。
ソーセージチップスの問題は、軽くておいしいのでパクパク食べてしまうのですが、乾燥したものは縮んでいるので、実はすごい量をたべていることになってるなんてことがよくありがちなのです。
ま、市販のチップスを食べるよりいいか、と思って黙認してます。
今日は昼間に雹が降ったりして、気温ががくんと下がりましたが、明日の朝もすごく寒そう。。
スイムミートの前になると、うちで作るものがあります。
フルーツレザーとソーセージチップス。
どちらもデハイドレーターというものを使います。
これは、中に入れた食べ物を乾燥させるためのものです。
後ろにファンがついていて、風を送りながら温度調節をして食べ物の水分を飛ばします。
オーブンを代わりに使用することもできますが、デハイドレーターは40度以下の低温にも対応してるため、野菜や果物の酵素を保ちながら乾燥させることができるのです。
ケールチップスやアップルチップス等、薄切りにした野菜や果物に塩等で味付けをして並べるだけなので、とても簡単。
私が買ったのは、TSMのステンレススティール製。
デハイドレーターもピンきりですが、ほとんどはプラスチック製のものが多い中、このTSMのデハイドレーターは中のシェルフもステンレス。
近年プラスチックを熱すると化学成分が溶け出してよくないということがわかり、ほとんどのプラスチックには「BPA free」と書かれていますね。
最近のデータでは、BPAがなくてもプラスチックからは同様の化学成分が溶け出していることが報告されています。
食品に直接触れるものにはプラスチックではなく、ガラスやホーロー、ステンレスを使う人が序々に増えてきています。
そして、もう一つ、ここのメーカーのものは、音が静か。
よく別メーカーのものを勧めているブログを見かけますが、実際にレビューを読んでみると音がうるさくてガラージに持って行ったという人さえいます。
TSMのデハイドレーターは、もともとお肉の好きな人たちがジャーキーやソーセージを作るために使っていたようなのですが、最近のローフードブームでベジタリアンの間でも広がってきたという優れもの。
私が調べた中では、Amazonが一番いいお値段でした。
興味がある人は、下にリンクがあります。
今回作ったのはフルーツレザーと言って、ミキサーでピュレーにしたフルーツを薄く延ばして乾燥させます。
使用したフルーツは、バナナ、りんご、冷凍ベリーミックス、オレンジ(全部オーガニック)。
これをバイタミックスに入れてガーっと混ぜます。
これを混ぜると
こうなる。
バイタミックスはとてもパワフルなミキサーで、固体のフルーツを全て液体化してしまいます。
上の写真は繊維を漉してあるわけではありませんが、飲むととてもスムーズで、繊維質は感じません。
あまり長く高速でかけると酵素が死んでしまうので、なるべく短時間で済ませます。
普段スムージーを作るときも、メーカーのレシピでは50秒と書いてありますが、私はその半分ぐらいの時間で止めてしまいます。
このピューレ状のフルーツをオイルをスプレーしたパーチメントペーパーに広げます。
薄く均一に。薄くしすぎるとはがすときにくっついて難しいです。
これをデハイドレーターにセットします。
スイッチを入れて低温で数時間乾かし、シートからはがれるくらいになったらはがしてひっくり返してさらに数時間、触っても指にくっつかなくなるくらいまで乾かします。
大抵6~8時間ぐらい。フルーツの水分の量や厚さ等によって変わってきます。
乾かして切ったもの。
ベリー類の種のプチっとした感じが残ってます。
オーガニック、無添加。
お店ではオーガニックになると、とちょっと厚めの写真程度の大きさのフルーツレザーが一枚で60セントぐらいします。
もちろん1枚だけではお腹の足しにはなりません。
冬のスイムミートの時は生のフルーツを持っていっても寒くてほとんど食べないので、いいスナックです。
ソーセージチップスはすごく簡単で、ソーセージを薄切りにして乾燥させるだけ。
ソーセージはなるべくNitrates等の入っていない無添加のものを選びます。
これが、
数時間乾燥させるとこうなります。
この時はかなり固めに乾燥させましたが、その辺は乾燥時間でお好みに調節できます。
お肉の時は、食中毒が気になるので少し高めの温度で行います。
ソーセージチップスの問題は、軽くておいしいのでパクパク食べてしまうのですが、乾燥したものは縮んでいるので、実はすごい量をたべていることになってるなんてことがよくありがちなのです。
ま、市販のチップスを食べるよりいいか、と思って黙認してます。
2013年3月3日日曜日
ミルクは飲まない方がいい?ローミルクはヘルシー?
うちではミルクを飲む習慣がありません。
別に意図的に飲まない訳ではなく、なんとなく誰も飲まないのです。
子供達が小さい頃は普通に飲んでいました。
小児科に指示されたように、自然に母乳から牛乳に代わり、長男は一時期結構な量を飲んでいたと記憶しています。
子供達が食べられるものが増えるに従って、次第に牛乳を飲む量が減って行きました。
当時から牛乳は本当は体によくないという話もちらほら聞いていたので、なんとなく豆乳を買うようになり、
お友達にCostcoのオーガニック豆乳がおいしいと教えてもらってからもう5年ぐらいそれを買っています。
おそらくその豆乳の味に慣れてしまったからか、普通の牛乳は飲まなくなってしまいました。
今ではその豆乳でさえあまり飲みません。
最近になって、より突っ込んで食べ物のリサーチをしてるうちに、なぜ牛乳がよくないと言われるのかようやく理解するに至りました。
まず、牛乳は本来牛が飲むもので、人間用にはできていない。という説。自然に納得できますね。
牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)を消化するにはラクターゼという消化酵素が必要ですが、年齢が進むに従って私たちの体はラクターゼを作らなくなって行くのです。
もともとアジア人はラクターゼが低いと言われています。年をとってから飲む必要がないということでしょうか。
また、牛乳に含まれているカゼインというたんぱく質も消化しづらいのだそうです。
次によく聞くのは、牛乳のカルシウムは吸収率が低いというものです。
体はカルシウムが入ってくればどんどん吸収するという訳ではなく、ビタミンDやマグネシウムが必要です。
しかしかなりのアメリカ人がマグネシウムが足りていないという現状。更に牛乳や肉を消費すると血液が酸性に傾くので、バランスを保つために骨からカルシウムが引き出されてしまうというのです。
牛乳の消費量が高い国で骨粗鬆症が多い場合があるというのはこういう理由が背景にあるのかもしれませんね。
そして最近のローフード、ロープロセスフードブームにのった私が発見した新たな理由。
それは、今の牛乳は昔の牛乳とはかなり変わってしまっているということです。
まず、牛の食べ物です。
牛はもともと牧場で牧草を食べて育つ動物ですが、現在の(アメリカの)ファームでは牛乳の生産量を増やすために、大豆ベースの餌が与えられています。プラス、脳下垂体からホルモンをたくさん分泌する種類の牛をブリードしたおかげで、100年前は一頭の牛から一日に2〜3ガロンしかとれなかったミルクが、今ではではその3、4倍もの量が得られるそうです。
脳下垂体から分泌されるホルモンは、お乳を作るように体に伝達するホルモンの他に、成長ホルモンもあります。これに加えて更に成長ホルモンが与えられているのですから、牛乳にどのくらいの影響がでるのか想像するとちょっと怖い気もします。
FDAから遺伝子操作されたホルモンの投与が認めらても、実際に長期に渡る人への影響のデータが無い場合が多いです。一度承認された薬が撤回されたり、海外で禁止されている添加物がアメリカで許可されているのはこのためです。
こうした不自然な餌や大量のホルモンの結果、牛は病気にかかりやすくなり、そこで抗生物質が投与され続けるという悪循環。近年のミルクアレルギーにはこうした背景があるのではと推測されるのもうなずけます。
これだけではありません。搾乳された牛乳は、危険な病原菌を殺すために加熱殺菌します(71度で20秒ぐらい)。もともと生のミルクには病原菌から守る乳酸を発生させるバクテリアが含まれています。高温殺菌によってこういった有益な菌も死んでしまうわけです。
また、加熱殺菌によって牛乳のアミノ酸が変形してしまい消化しづらくなったり、不飽和脂肪酸が酸化してしまいます。ビタミンCを始めとする水溶性のビタミン類や酵素もほぼ破壊されてしまうのです。
消化され切れなかった牛乳が小腸に残ったりすると、栄養吸収を防いだり、逆に毒素を体に取り込んでしまったりするそうです。
こういった情報の後に、では何がいいのかということになると、やはり生ミルクになります。
狭い小屋の中に詰め込まれて与えられた餌を食べているだけの牛ではなく、放牧され、緑の草を食べている牛のミルクには、豊富なビタミンやミネラルの他に、癌に効果のあるCLAというものも含まれているそうです。
乳製品をたくさん摂取して健康のベネフィットがあるという地域では、生のミルクを使用しているところが多いようです。
ずっと昔、まだ私が中学生ごろだったでしょうか。テレビで牛乳嫌いの子でも飲める牛乳というのを紹介していました。
それは、牧場で絞りたての牛乳を飲むというものでした。
スーパーに売っている牛乳は、加熱殺菌の他に、homogenization といって、牛乳を攪拌して脂肪球を紛糾し、牛乳内に均一にちらすという作業が行われています。homogenize していない牛乳は、しばらくすると軽い脂肪が上に集まって固まってきます。加熱殺菌やhomogenizeされていない牛乳は、特有のくさみがなく甘いのだそうです。テレビに出ていた子供が絞りたてのミルクを飲んで、
「おいしい!」
とごくごく飲んでいたのを覚えています。
その時から、私は一度生の牛乳を飲んでみたいといつも思っていました。
カリフォルニアは、生のミルクの販売が許可されている数少ない州のひとつです。
もちろん普通のスーパーにはなく、ヘルスフードストアに行かなければなりませんが、手軽に手に入ります。
先日どうしても試してみたくて、Mothers' Marketに行った際に小さな生ミルクを買ってみました。
ここのミルクです。(写真を撮るのを忘れてしまいました。)
小さいボトル(多分ピントサイズ=500mlぐらい)だったと思います。5ドルぐらいしました。
隣にあった瓶詰めのJersey milk(高脂肪のミルクを出す種類の牛)の方が、脂肪が上にたまっていておいしそうに見えたのですが、「生」と書いていなかったので(高温殺菌だけしてhomogenizeしていないものもある)とりあえず今回はやめておきました。
で、生ミルクのお味ですが、うーん、私としてはあまり普通のwhole milkの味と変わらないような気がしました。
期待が大きすぎたのかな?とちょっとがっかりです。
子供の反応も「ふーん」という感じ。
もし子供達が大好きで頻繁に飲むようだったら、月に2回ぐらい買ってもいいかななんて思っていたのですが、今回はパス。
ただ、生ミルクから出来ているチーズやヨーグルトだったらうちでも食べられそうなので、最近乳製品を買うときは原材料に「fresh milk」と書いてあるものを探しています。
数は少ないですがチーズだったらTrader Joes' や Costco, Mothers' にあります。もちろん Whole Foods にもあると思いますが、最近行っていないので確信はありません。
生のヨーグルトはないかなと思って探したところ、Mothers’でこんなヨーグルトを発見しました。(最近写真を撮るのを忘れてます。)
原材料に「Pasteurized(加熱殺菌)milk」ではなく、ただ「milk」とあったのでもしかして生かなと思ったのですが、今ウェブサイトを見たら殺菌されていますね。ただ、丁寧に低温殺菌しているそうです。小さいバッチで、いかにも手作りという感じのするMason jar に入っていました。
カリフォルニアでは殺菌せずにヨーグルトを作って売ることは禁じられているようです。
クォートサイズ(=約1l)ジャーで5ドルぐらい。
こちらはJersey cow のミルクなので、とてもクリーミーで(脂肪が上に溜まっていたので混ぜました)おいしかった!
ローフードやヘルスフード アドボケートの記事ばかり見ていると、raw milkは殺菌されたミルクよりもはるかに安全で、殺菌されたミルクの方が食中毒が多いということばかり書いてありますが、ちょっと気になったので調べてみました。
決定的なデータは見つからなかったのですが、CDC(Center for Disease Control)のサイトでは、「高温殺菌されたミルクは不適切な殺菌や、殺菌後の微生物混入」が食中毒の原因になり、生ミルクについては、「消費が少ない割にはローミルクに起因するものが多い」とありました。リソースはここ。
他のサイトでは、ローミルクが原因の食中毒はかなり重症になるケースが多いというリポートも。
幼児にローミルクを飲ませることに懸念を示しているものもあります。
ちょっと考えさせられてしまいますね。
昔は何から何までローカルが基本。
小さいバッチで作り、すぐに消費するのが当然だったのでしょうが、今は生産者からスーパー、消費者へと渡っていく過程があります。
その中で、適切な衛生管理や温度管理がなされないと、命取りになるということでしょうか。
私個人としては、なるべく牛のネイチャーに基づいた環境で自然と育った牛の生ミルクを飲むのが一番だと思います。
人は何千年も前から牛やヤギなどのミルクを利用してきました。
しかし、ミルクを加熱殺菌するというのはここ数十年のうちに始まったことです。
加熱殺菌に加え乳牛の環境をとりまくいろいろな変化、そしてそれに伴うミルクアレルギーの増加。
ただ、殺菌されない生ものにはそれだけリスクも伴うということ。
どんなに有益なバクテリアやエンザイムが含まれていても、一歩間違えると命取りになることもあるというのを覚えておいた方がよさそうです。それはお魚やお肉も一緒ですよね。
どの道うちでは乳製品の消費量は少ないので、たまにおいしいものを食べられたらと思います。
たかがミルク、されどミルク、奥が深い!
参考文献
別に意図的に飲まない訳ではなく、なんとなく誰も飲まないのです。
子供達が小さい頃は普通に飲んでいました。
小児科に指示されたように、自然に母乳から牛乳に代わり、長男は一時期結構な量を飲んでいたと記憶しています。
子供達が食べられるものが増えるに従って、次第に牛乳を飲む量が減って行きました。
当時から牛乳は本当は体によくないという話もちらほら聞いていたので、なんとなく豆乳を買うようになり、
お友達にCostcoのオーガニック豆乳がおいしいと教えてもらってからもう5年ぐらいそれを買っています。
おそらくその豆乳の味に慣れてしまったからか、普通の牛乳は飲まなくなってしまいました。
今ではその豆乳でさえあまり飲みません。
最近になって、より突っ込んで食べ物のリサーチをしてるうちに、なぜ牛乳がよくないと言われるのかようやく理解するに至りました。
まず、牛乳は本来牛が飲むもので、人間用にはできていない。という説。自然に納得できますね。
牛乳に含まれている乳糖(ラクトース)を消化するにはラクターゼという消化酵素が必要ですが、年齢が進むに従って私たちの体はラクターゼを作らなくなって行くのです。
もともとアジア人はラクターゼが低いと言われています。年をとってから飲む必要がないということでしょうか。
また、牛乳に含まれているカゼインというたんぱく質も消化しづらいのだそうです。
次によく聞くのは、牛乳のカルシウムは吸収率が低いというものです。
体はカルシウムが入ってくればどんどん吸収するという訳ではなく、ビタミンDやマグネシウムが必要です。
しかしかなりのアメリカ人がマグネシウムが足りていないという現状。更に牛乳や肉を消費すると血液が酸性に傾くので、バランスを保つために骨からカルシウムが引き出されてしまうというのです。
牛乳の消費量が高い国で骨粗鬆症が多い場合があるというのはこういう理由が背景にあるのかもしれませんね。
そして最近のローフード、ロープロセスフードブームにのった私が発見した新たな理由。
それは、今の牛乳は昔の牛乳とはかなり変わってしまっているということです。
まず、牛の食べ物です。
牛はもともと牧場で牧草を食べて育つ動物ですが、現在の(アメリカの)ファームでは牛乳の生産量を増やすために、大豆ベースの餌が与えられています。プラス、脳下垂体からホルモンをたくさん分泌する種類の牛をブリードしたおかげで、100年前は一頭の牛から一日に2〜3ガロンしかとれなかったミルクが、今ではではその3、4倍もの量が得られるそうです。
脳下垂体から分泌されるホルモンは、お乳を作るように体に伝達するホルモンの他に、成長ホルモンもあります。これに加えて更に成長ホルモンが与えられているのですから、牛乳にどのくらいの影響がでるのか想像するとちょっと怖い気もします。
FDAから遺伝子操作されたホルモンの投与が認めらても、実際に長期に渡る人への影響のデータが無い場合が多いです。一度承認された薬が撤回されたり、海外で禁止されている添加物がアメリカで許可されているのはこのためです。
こうした不自然な餌や大量のホルモンの結果、牛は病気にかかりやすくなり、そこで抗生物質が投与され続けるという悪循環。近年のミルクアレルギーにはこうした背景があるのではと推測されるのもうなずけます。
これだけではありません。搾乳された牛乳は、危険な病原菌を殺すために加熱殺菌します(71度で20秒ぐらい)。もともと生のミルクには病原菌から守る乳酸を発生させるバクテリアが含まれています。高温殺菌によってこういった有益な菌も死んでしまうわけです。
また、加熱殺菌によって牛乳のアミノ酸が変形してしまい消化しづらくなったり、不飽和脂肪酸が酸化してしまいます。ビタミンCを始めとする水溶性のビタミン類や酵素もほぼ破壊されてしまうのです。
消化され切れなかった牛乳が小腸に残ったりすると、栄養吸収を防いだり、逆に毒素を体に取り込んでしまったりするそうです。
こういった情報の後に、では何がいいのかということになると、やはり生ミルクになります。
狭い小屋の中に詰め込まれて与えられた餌を食べているだけの牛ではなく、放牧され、緑の草を食べている牛のミルクには、豊富なビタミンやミネラルの他に、癌に効果のあるCLAというものも含まれているそうです。
乳製品をたくさん摂取して健康のベネフィットがあるという地域では、生のミルクを使用しているところが多いようです。
ずっと昔、まだ私が中学生ごろだったでしょうか。テレビで牛乳嫌いの子でも飲める牛乳というのを紹介していました。
それは、牧場で絞りたての牛乳を飲むというものでした。
スーパーに売っている牛乳は、加熱殺菌の他に、homogenization といって、牛乳を攪拌して脂肪球を紛糾し、牛乳内に均一にちらすという作業が行われています。homogenize していない牛乳は、しばらくすると軽い脂肪が上に集まって固まってきます。加熱殺菌やhomogenizeされていない牛乳は、特有のくさみがなく甘いのだそうです。テレビに出ていた子供が絞りたてのミルクを飲んで、
「おいしい!」
とごくごく飲んでいたのを覚えています。
その時から、私は一度生の牛乳を飲んでみたいといつも思っていました。
カリフォルニアは、生のミルクの販売が許可されている数少ない州のひとつです。
もちろん普通のスーパーにはなく、ヘルスフードストアに行かなければなりませんが、手軽に手に入ります。
先日どうしても試してみたくて、Mothers' Marketに行った際に小さな生ミルクを買ってみました。
ここのミルクです。(写真を撮るのを忘れてしまいました。)
小さいボトル(多分ピントサイズ=500mlぐらい)だったと思います。5ドルぐらいしました。
隣にあった瓶詰めのJersey milk(高脂肪のミルクを出す種類の牛)の方が、脂肪が上にたまっていておいしそうに見えたのですが、「生」と書いていなかったので(高温殺菌だけしてhomogenizeしていないものもある)とりあえず今回はやめておきました。
で、生ミルクのお味ですが、うーん、私としてはあまり普通のwhole milkの味と変わらないような気がしました。
期待が大きすぎたのかな?とちょっとがっかりです。
子供の反応も「ふーん」という感じ。
もし子供達が大好きで頻繁に飲むようだったら、月に2回ぐらい買ってもいいかななんて思っていたのですが、今回はパス。
ただ、生ミルクから出来ているチーズやヨーグルトだったらうちでも食べられそうなので、最近乳製品を買うときは原材料に「fresh milk」と書いてあるものを探しています。
数は少ないですがチーズだったらTrader Joes' や Costco, Mothers' にあります。もちろん Whole Foods にもあると思いますが、最近行っていないので確信はありません。
生のヨーグルトはないかなと思って探したところ、Mothers’でこんなヨーグルトを発見しました。(最近写真を撮るのを忘れてます。)
原材料に「Pasteurized(加熱殺菌)milk」ではなく、ただ「milk」とあったのでもしかして生かなと思ったのですが、今ウェブサイトを見たら殺菌されていますね。ただ、丁寧に低温殺菌しているそうです。小さいバッチで、いかにも手作りという感じのするMason jar に入っていました。
カリフォルニアでは殺菌せずにヨーグルトを作って売ることは禁じられているようです。
クォートサイズ(=約1l)ジャーで5ドルぐらい。
こちらはJersey cow のミルクなので、とてもクリーミーで(脂肪が上に溜まっていたので混ぜました)おいしかった!
ローフードやヘルスフード アドボケートの記事ばかり見ていると、raw milkは殺菌されたミルクよりもはるかに安全で、殺菌されたミルクの方が食中毒が多いということばかり書いてありますが、ちょっと気になったので調べてみました。
決定的なデータは見つからなかったのですが、CDC(Center for Disease Control)のサイトでは、「高温殺菌されたミルクは不適切な殺菌や、殺菌後の微生物混入」が食中毒の原因になり、生ミルクについては、「消費が少ない割にはローミルクに起因するものが多い」とありました。リソースはここ。
他のサイトでは、ローミルクが原因の食中毒はかなり重症になるケースが多いというリポートも。
幼児にローミルクを飲ませることに懸念を示しているものもあります。
ちょっと考えさせられてしまいますね。
昔は何から何までローカルが基本。
小さいバッチで作り、すぐに消費するのが当然だったのでしょうが、今は生産者からスーパー、消費者へと渡っていく過程があります。
その中で、適切な衛生管理や温度管理がなされないと、命取りになるということでしょうか。
私個人としては、なるべく牛のネイチャーに基づいた環境で自然と育った牛の生ミルクを飲むのが一番だと思います。
人は何千年も前から牛やヤギなどのミルクを利用してきました。
しかし、ミルクを加熱殺菌するというのはここ数十年のうちに始まったことです。
加熱殺菌に加え乳牛の環境をとりまくいろいろな変化、そしてそれに伴うミルクアレルギーの増加。
ただ、殺菌されない生ものにはそれだけリスクも伴うということ。
どんなに有益なバクテリアやエンザイムが含まれていても、一歩間違えると命取りになることもあるというのを覚えておいた方がよさそうです。それはお魚やお肉も一緒ですよね。
どの道うちでは乳製品の消費量は少ないので、たまにおいしいものを食べられたらと思います。
たかがミルク、されどミルク、奥が深い!
参考文献
2013年2月27日水曜日
発酵食品で肌がきれいになる?ココナッツケフィアのその後 とか
まずは先日のヤングココナッツケフィアのご報告。
water kefir についてはここ。
ココナッツについてはここ。
ココナッツウォーターケフィアは、発酵が活発でかなりバブルが出ていました。
発酵が進むにつれて、クリアーだった液体が白っぽくなり、味見をしたら、酸っぱい!
これぞLacto-fermentation!
普段の砂糖水のケフィアだけではあまり酸っぱくはなりません。
数日発つと発酵臭がしてきますが、砂糖がフルクトースに変わるので甘味の方が強いです。
ココナッツウォーターケフィアを漉してケフィアグレインを取り除いた後、風味付けのためにオレンジを入れ、更に一日置いておきました(二次発酵)。
お味の方は、うーん。
ヨーグルトの上に浮いてくるホエイに似ています。ちょっと酸っぱいのですが、ココナッツの甘味もほのかにあり。
キンキンに冷やしてソーダ水で割ったら飲みやすくなると思います。
子供達にはちょっときつい味なので、ジュースを加えてあげました。
そして、ココナッツミートのケフィアはというと。
もともとプリンのようにトロっとしていたので、バブルが中にトラップされてそのまま残っています。
食感はムースそのもの。
中に入ったケフィアグレインは取り出せなかったので、そのまま一緒に蜂蜜をかけて食べてしまいました。
もっとチーズのように硬くなるかと思ったのですが、ミキサーで攪拌したときからかなり空気が入っていたので、今度は水分をもう少し増やして挑戦してみようと思います。
普通の砂糖水ケフィアの方ですが、
こんな感じです。
最近のお気に入りフレーバーは、ドライクランベリーとオレンジスライス。
ドライクランベリーはオイルと砂糖でコーティングされているので、さっと熱湯で洗ってから入れます。
オレンジはオーガニックを使用します。
ケミカルは最終的にケフィアグレインを傷つけ、発酵力を弱めてしまうそうなので極力避けます。
最近また暖かくなってきたので発酵がさかんになり、バブルが勢いよく発生しています。
フルーツの周りについてますよね。
昨日の朝2次発酵を始めたドリンクは、今朝ボトルを開けたときにシュワーっと溢れそうなほどバブルが出てきました。
天然ソーダです。
ソーダ好きの長男は、予想以上にポジティブにケフィアドリンクを受け入れてくれるのでありがたいです。
ケフィアグレインが 増えて、今では一次発酵中のものだけで3本もあります。
以前はミネラル補給にブラックストラップモラセスを入れていたのですが、あまりにもドカドカとグレインが増えるので、今ではモラセスの代わりに天然塩を少し入れるだけにしました。
さて、私がこの発酵ドリンクを始めたきっかけですが、体内にいるバクテリアがいかに大切かということを知ったからです。
日本では新谷弘実先生がエンザイムの大切さと発酵食品の重要性を説いていらっしゃいますが、アメリカでも腸の働きが健康の鍵を握っているという考え方がかなり一般的になってきています。特に、体には人の細胞以上に微生物が多く、(何と100兆以上も)その役割が注目されています。
ここに人の体と体内微生物の成長過程をわかりやすく示したインフォグラムがあるので参考にしてください。
体内に住む微生物一つ一つは人の細胞よりもずっと小さいのに、その重さは成人で一人5パウンド(約2.3kg)にもなるそうです。そしてその多くが腸内に集中し、このバランスが崩れる(善玉菌が減り悪玉菌が増える)といろいろな病気や疾患にかかりやすくなります。
善玉菌は消化、免疫、毒素排出等大切な役割を担っています。今話題の酵素も菌が体内で活動することによって 生じます。
英語の文献を読んでいると、「skin is the largiest organ」という表現をよく見かけます。
胃腸の働きが弱り、未消化の食べ物が残って毒素となって体内を回ると、肌に現れるというのです。
もちろん、肌に現れるのは 胃腸の働きだけではありませんが、腸内環境(inner eco system)を整えることがいかに大切かということがわかります。
せっかく高いお金を払ってオーガニックフードやサプリメントを買っても、きちんと胃腸内で消化吸収されなかったら全く無駄になってしまいます。
私は 一ヶ月ほどprobioticサプリメントを摂っていました。善玉菌サプリです。もともとは新谷先生の本を 読んで酵素サプリを買うつもりだったのですが、たまたま買った酵素にprobioticも入っていたのです。
それを摂り始めて2週間たったある日のことです。日焼け止めを塗ろううと顔をさわって、肌がつるつるになっていることに気づきました。
そういえば、数ヶ月悩まされた大人ニキビもかなりおとなしくなっています。
もちろん食生活の変化など、いろいろなことが複合的に効いた結果なのかもしれません。
そのサプリはちょっとお高めだったので一瓶終わったあとは続けていないのですが、プロバイオティックはケフィアや発酵食品として取り入れています。
そのおかげか、肌の調子も引き続きいいですし、便の状態も良好!
さて、善玉菌ですが、発酵食品に多く含まれていることは 広く知られていますね。
世界中どの文化でも、人々は発酵食品を自然と作り出し、それが体にいいことを本能的に感じて長い間食べ続けてきました。
日本の沢庵、梅干し、味噌、納豆などや、西洋のサワークラウト(酢キャベツ)、ヨーグルト等は全て普通に食べられていたものだったのですが。
近年の産業化した食品業界では、発酵食品を昔のように時間をかけて発酵させることが少なくなりました。
味の均一化が必要なために、添加物や酢などを混ぜ、短時間でそれっぽい味がするように作り出されたものなのです。もちろん、そういった食品に善玉菌が期待出来ないことは言うまでもありません。
そんな訳で、発酵食品は今アメリカでも徐々に注目を浴びつつあります。
「cultured food」という言葉をよく聞きますが、これがいわゆる発酵食品の新しい呼び方のようです。
特にcultured vegetablesは日本の漬物よりも作るのが楽なので、私も最近頻繁に 作っています。
その件についてはまた後日ご報告しますね。
では、腸内環境を整えて、今日もハッピーデトックス!
water kefir についてはここ。
ココナッツについてはここ。
ココナッツウォーターケフィアは、発酵が活発でかなりバブルが出ていました。
発酵が進むにつれて、クリアーだった液体が白っぽくなり、味見をしたら、酸っぱい!
これぞLacto-fermentation!
普段の砂糖水のケフィアだけではあまり酸っぱくはなりません。
数日発つと発酵臭がしてきますが、砂糖がフルクトースに変わるので甘味の方が強いです。
ココナッツウォーターケフィアを漉してケフィアグレインを取り除いた後、風味付けのためにオレンジを入れ、更に一日置いておきました(二次発酵)。
お味の方は、うーん。
ヨーグルトの上に浮いてくるホエイに似ています。ちょっと酸っぱいのですが、ココナッツの甘味もほのかにあり。
キンキンに冷やしてソーダ水で割ったら飲みやすくなると思います。
子供達にはちょっときつい味なので、ジュースを加えてあげました。
そして、ココナッツミートのケフィアはというと。
もともとプリンのようにトロっとしていたので、バブルが中にトラップされてそのまま残っています。
食感はムースそのもの。
中に入ったケフィアグレインは取り出せなかったので、そのまま一緒に蜂蜜をかけて食べてしまいました。
もっとチーズのように硬くなるかと思ったのですが、ミキサーで攪拌したときからかなり空気が入っていたので、今度は水分をもう少し増やして挑戦してみようと思います。
普通の砂糖水ケフィアの方ですが、
こんな感じです。
最近のお気に入りフレーバーは、ドライクランベリーとオレンジスライス。
ドライクランベリーはオイルと砂糖でコーティングされているので、さっと熱湯で洗ってから入れます。
オレンジはオーガニックを使用します。
ケミカルは最終的にケフィアグレインを傷つけ、発酵力を弱めてしまうそうなので極力避けます。
最近また暖かくなってきたので発酵がさかんになり、バブルが勢いよく発生しています。
フルーツの周りについてますよね。
昨日の朝2次発酵を始めたドリンクは、今朝ボトルを開けたときにシュワーっと溢れそうなほどバブルが出てきました。
天然ソーダです。
ソーダ好きの長男は、予想以上にポジティブにケフィアドリンクを受け入れてくれるのでありがたいです。
ケフィアグレインが 増えて、今では一次発酵中のものだけで3本もあります。
以前はミネラル補給にブラックストラップモラセスを入れていたのですが、あまりにもドカドカとグレインが増えるので、今ではモラセスの代わりに天然塩を少し入れるだけにしました。
さて、私がこの発酵ドリンクを始めたきっかけですが、体内にいるバクテリアがいかに大切かということを知ったからです。
日本では新谷弘実先生がエンザイムの大切さと発酵食品の重要性を説いていらっしゃいますが、アメリカでも腸の働きが健康の鍵を握っているという考え方がかなり一般的になってきています。特に、体には人の細胞以上に微生物が多く、(何と100兆以上も)その役割が注目されています。
ここに人の体と体内微生物の成長過程をわかりやすく示したインフォグラムがあるので参考にしてください。
体内に住む微生物一つ一つは人の細胞よりもずっと小さいのに、その重さは成人で一人5パウンド(約2.3kg)にもなるそうです。そしてその多くが腸内に集中し、このバランスが崩れる(善玉菌が減り悪玉菌が増える)といろいろな病気や疾患にかかりやすくなります。
善玉菌は消化、免疫、毒素排出等大切な役割を担っています。今話題の酵素も菌が体内で活動することによって 生じます。
英語の文献を読んでいると、「skin is the largiest organ」という表現をよく見かけます。
胃腸の働きが弱り、未消化の食べ物が残って毒素となって体内を回ると、肌に現れるというのです。
もちろん、肌に現れるのは 胃腸の働きだけではありませんが、腸内環境(inner eco system)を整えることがいかに大切かということがわかります。
せっかく高いお金を払ってオーガニックフードやサプリメントを買っても、きちんと胃腸内で消化吸収されなかったら全く無駄になってしまいます。
私は 一ヶ月ほどprobioticサプリメントを摂っていました。善玉菌サプリです。もともとは新谷先生の本を 読んで酵素サプリを買うつもりだったのですが、たまたま買った酵素にprobioticも入っていたのです。
それを摂り始めて2週間たったある日のことです。日焼け止めを塗ろううと顔をさわって、肌がつるつるになっていることに気づきました。
そういえば、数ヶ月悩まされた大人ニキビもかなりおとなしくなっています。
もちろん食生活の変化など、いろいろなことが複合的に効いた結果なのかもしれません。
そのサプリはちょっとお高めだったので一瓶終わったあとは続けていないのですが、プロバイオティックはケフィアや発酵食品として取り入れています。
そのおかげか、肌の調子も引き続きいいですし、便の状態も良好!
さて、善玉菌ですが、発酵食品に多く含まれていることは 広く知られていますね。
世界中どの文化でも、人々は発酵食品を自然と作り出し、それが体にいいことを本能的に感じて長い間食べ続けてきました。
日本の沢庵、梅干し、味噌、納豆などや、西洋のサワークラウト(酢キャベツ)、ヨーグルト等は全て普通に食べられていたものだったのですが。
近年の産業化した食品業界では、発酵食品を昔のように時間をかけて発酵させることが少なくなりました。
味の均一化が必要なために、添加物や酢などを混ぜ、短時間でそれっぽい味がするように作り出されたものなのです。もちろん、そういった食品に善玉菌が期待出来ないことは言うまでもありません。
そんな訳で、発酵食品は今アメリカでも徐々に注目を浴びつつあります。
「cultured food」という言葉をよく聞きますが、これがいわゆる発酵食品の新しい呼び方のようです。
特にcultured vegetablesは日本の漬物よりも作るのが楽なので、私も最近頻繁に 作っています。
その件についてはまた後日ご報告しますね。
では、腸内環境を整えて、今日もハッピーデトックス!
2013年2月24日日曜日
ある日のお食事、レスキュー騒動とか
先日の日曜日は長い一日でした。
午前中は子供達の水泳大会。朝6時半に家を発ち、子供達は7時半には水の中。
カリフォルニアは冬でもスイミングは外のプールです。
どんなに暖かいと言っても、当日の朝の気温は8度。
調度サンタアナウインドという強風も重なってかなり肌寒い日になりました。
プールから出てくる子供達は寒さで体が震え、親としては急いでパーカーを着せたり、暖かいものを食べさせたりして本番に備えます。
お昼少し前に大会が終わり、下の娘がお友達の家に遊びに行きました。
お友達はビーチフロントのプライベートコミュニティーに住んでいるらしく、3時に娘を迎えに行った時には
「素敵なところだね」と一言二言褒め言葉を残してさっと去るつもりだったのですが。
彼女の家の前についた頃電話があり、今ビーチにいるのだけれど、子供達が歩いてそっちに向かっている。上の子が遠くに行ってしまい、ご主人が連れ戻しに行っているので自分はこの場を離れられないとのことでした。
ちょっとしたエマージェンシーのようなことを言っていたので、それを聞いた私の主人が息子を連れて先にビーチに下りていきました。たいしたことはないと言っていたのですが、娘と一緒に歩いてきたお友達を一人で残すのも心もとないと思い、私も一緒に下のビーチまで歩いていきました。
ビーチには、私の主人とコミュニティーのセキュリティーらしき人、他5,6人が立って遠くを見つめ、娘の友達のお母さんがその周りをうろうろしながら電話で話していました。
皆が見つめている先は海。遠くにわずかながら人影のようなものが。
鈍い私にもさすがに事の重大さがわかり、顔色が変わりました。
あれはかなりまずいのでは。どうやらパドルボートに乗っているらしいのですが、ほとんど視界から消えてしまいそうなほど遠くまで流されてしまっています。
パブリックビーチには必ずライフガードがいて、少しでも波が強くなってきたり流されそうな人がいると、荒波の中を泳いだりパドルボートでさっとかけつけてくれるのですが、ここはシーズンオフのプライベートビーチ。
On duty のライフガードがいないらしく、私たちはただ祈る思いで見つめるばかり。
おそらくレスキューには連絡が行っているはずなのに、ボートがなかなか現れない。
落ち着かずに歩き回るお友達のお母さんがどんな思いでいるのかと私もいてもたってもいられない気分でした。
私達が来てから10分ぐらい経ってからでしょうか。ようやく近隣のライフガードのレスキューボートがすごい勢いで視界に飛び込んできました。
と同時に、少し離れた市のポリスのヘリコプターが上空に現れ、レスキューを見守っているようでした。
もう大丈夫。
涙が出そうな安心感がどっとあふれ出たのを覚えています。
その後ヘリコプターが砂浜上空に近づき、その下を数台のパドルボートがビーチに戻ってくるのが見えました。
風が強いから帰れという警告でも出したのかと思ったのですが、実はこれもレスキューの一環だったのだと後に新聞を読んで知りました。
どうやら沖に流されたのは、うちの娘のお友達のお姉さん10歳と、他にそのお友達の女の子が二人。
お友達のお父さんは週に5回も海で泳ぐというオープンウォーターのスイマーで、気づいてすぐに海に飛び込み、最初にお友達二人を安全海域を示すブイまで連れて行ってそこで待機させ、彼女達が使っていたパドルボートで自分の娘を迎えに行ったようです。
そして、たまたまビーチにいた人達が有志で自分達のパドルボートでブイに待機していたお友達を連れ戻しにいってくれたのでした。
気づけばビーチには消防や救急車が来ていて、無事に帰ってきた女の子達はレスキューの黄色い毛布に身をつつんで震えていました。
当日は風が強く、パドルボートで海に出た女の子達はどんどん流されてしまい、そのうち疲れて泳げなくなってしまったのだそうです。
彼女達は三人ともうちの子供たちと同じスイムチームで週5日泳ぎ込んでいるスイマーです。どんなに泳ぎ方を知っていても、強風と荒波の中ではどうにもならないときもある。
この辺りのビーチは普段でも波が激しいことが多く、うちの息子はいまだに海を怖がります。
せっかく泳げるのにと、親としては歯がゆい思いでしたが、今年の夏はビーチのジュニアライフガードのプログラムに突っ込むつもりです。
海を知るということの大切さ。改めて学びました。
で、レスキューされた女の子達がジャクジーで体を暖めたりしている間、私は下の子供達を砂浜で遊ばせて、結局そこに2時間ぐらいいました。
身体的にというより、感情的になったからでしょうか、車に乗ったとたんホッとするのと同時に体が重くなり、帰って夕飯を作る気にもなれないのでピザでも買っていくことにしました。
調度ココナッツを買いにMother's Marketに寄ることになっていたので、ついでにピザもそこで調達しました。
そのピザが、かなりおいしかったのです!
お腹が空いていたので写真を撮る暇もなく食べてしまったのですが、リンクで我慢してください。
Amy's Pizza Margherita
と
Amy's three cheese pizza
調度お店でセールになっていて、二つで10ドルぐらいでした。直径20cmぐらいの小さめのピザです。
で、何がおいしかったかと言うと、やっぱりチーズだと思います。
私達のお気に入りは全員一致でMargherita。
パッケージの写真に偽りはありません。
凍っている状態で、四角いチャンクのチーズが結構たくさんのっていて本物感いっぱいだったのですが、原材料表示を見ると、「whole mozzarella cheese」とあります。
モッツァレラチーズは「part skim milk」と言って、一部脱脂乳から作っている低脂肪なものが多いのですが、さすがフルファットの力ですね。こくが違います。
大抵のピザは、フローズンでもデリバリーでも、チーズがたくさんのっている割には上に油が浮いているだけで、チーズ自体はプラスチックのようでであまり美味しいと思ったことがなかったのですが、アメリカに来て初めておいしいと思うピザに出会えました。
ところで、Mother's Marketに寄った真の目的は、「young coconuts」です。
普通ココナッツといったら、茶色い毛のようなものにつつまれたココナッツですが、この熟していないココナッツは、白い厚い殻に覆われています。1個2ドル~2ドル50セントぐらい。
最近何回かこのヤングココナッツを買って中のココナッツウォーターを飲んでいたのですが、以前は見向きもしなかった子供達が、急に飲みたいと言い出したのです。
前日に3つ買ったのですが、そのうちの一つを主人が割った時に失敗して、中の水を全部こぼしてしまいました。
そんなわけで、敗者復活戦です。
外側の皮が厚いので、少し包丁で削いでから穴をあけて、中の水を取り出します。
1個のココナッツからこんなにココナツウォーターが取れるときもあります。
たまにがっかりするほど少なかったりすることもあります。
なるべく重いココナッツを選ぶようにしてるのですが、なかなか難しいです。
甘ったるい味で、慣れるのにちょっと時間がかかるかもしれません。
私も最初に飲んだときは気持ち悪くなりました。子供達もオェ~っというリアクションでしたが、なぜか癖になったようです。
子供用にはココナッツに穴をあけて、そこに直接ストローを挿します。
トロピカル気分満点。(写真忘れました。。)
次に水がなくなって空になったココナッツを、中華包丁のようなものでえいやっと割ります。
そして、中のミートを取り出します。(これが一般的に言われるココナッツ)
お店で売っているココナッツは乾燥していますが、ヤングココナッツはゼラチンのようにプリプリしています。
これをスプーンでこそげ取ります。
こちらもココナッツウォーターと同じようにほのか~な甘みがあり、ゼラチンの食感とあいまってお寿司の「エンガワ」のような味がします。
刺身醤油と合うだろうな~。
今回私がやってみたかったのは、ココナッツウォーターをケフィアで発酵させること。
あと、ココナッツミートも水と混ぜてミキサーにかけ、そこにケフィアを入れておくとココナッツチーズのようなものができると本で読んだので、それも試してみたかったのです。
参考文献はこちら。
本当はミルクケフィアを使うらしいのですが、どこかでウォーターケフィアでもできると書いてあったので、だめもとでトライしてみることにしました。
子供達と一緒においしく食べられる発酵食品ができたらなと期待しています。
まだケフィアを入れて半日ほどですが、ウォーターの方はバブルがたくさん発生しています。
ココナッツチーズの方は、ブレンダーで混ぜたときに水を少ししか足さなかったので、最初からココナッツプリンのようなトロっとした感じになっています。一応ケフィアグレインを入れてあるのですが、発酵する前から既に固まっているので、次回はもっと水を混ぜてココナッツミルク的にしてからケフィアを足してもいいかなと思っています。
とりあえずどちらもとても楽しみ。
お味等のご報告は後日ということで。
午前中は子供達の水泳大会。朝6時半に家を発ち、子供達は7時半には水の中。
カリフォルニアは冬でもスイミングは外のプールです。
どんなに暖かいと言っても、当日の朝の気温は8度。
調度サンタアナウインドという強風も重なってかなり肌寒い日になりました。
プールから出てくる子供達は寒さで体が震え、親としては急いでパーカーを着せたり、暖かいものを食べさせたりして本番に備えます。
お昼少し前に大会が終わり、下の娘がお友達の家に遊びに行きました。
お友達はビーチフロントのプライベートコミュニティーに住んでいるらしく、3時に娘を迎えに行った時には
「素敵なところだね」と一言二言褒め言葉を残してさっと去るつもりだったのですが。
彼女の家の前についた頃電話があり、今ビーチにいるのだけれど、子供達が歩いてそっちに向かっている。上の子が遠くに行ってしまい、ご主人が連れ戻しに行っているので自分はこの場を離れられないとのことでした。
ちょっとしたエマージェンシーのようなことを言っていたので、それを聞いた私の主人が息子を連れて先にビーチに下りていきました。たいしたことはないと言っていたのですが、娘と一緒に歩いてきたお友達を一人で残すのも心もとないと思い、私も一緒に下のビーチまで歩いていきました。
ビーチには、私の主人とコミュニティーのセキュリティーらしき人、他5,6人が立って遠くを見つめ、娘の友達のお母さんがその周りをうろうろしながら電話で話していました。
皆が見つめている先は海。遠くにわずかながら人影のようなものが。
鈍い私にもさすがに事の重大さがわかり、顔色が変わりました。
あれはかなりまずいのでは。どうやらパドルボートに乗っているらしいのですが、ほとんど視界から消えてしまいそうなほど遠くまで流されてしまっています。
パブリックビーチには必ずライフガードがいて、少しでも波が強くなってきたり流されそうな人がいると、荒波の中を泳いだりパドルボートでさっとかけつけてくれるのですが、ここはシーズンオフのプライベートビーチ。
On duty のライフガードがいないらしく、私たちはただ祈る思いで見つめるばかり。
おそらくレスキューには連絡が行っているはずなのに、ボートがなかなか現れない。
落ち着かずに歩き回るお友達のお母さんがどんな思いでいるのかと私もいてもたってもいられない気分でした。
私達が来てから10分ぐらい経ってからでしょうか。ようやく近隣のライフガードのレスキューボートがすごい勢いで視界に飛び込んできました。
と同時に、少し離れた市のポリスのヘリコプターが上空に現れ、レスキューを見守っているようでした。
もう大丈夫。
涙が出そうな安心感がどっとあふれ出たのを覚えています。
その後ヘリコプターが砂浜上空に近づき、その下を数台のパドルボートがビーチに戻ってくるのが見えました。
風が強いから帰れという警告でも出したのかと思ったのですが、実はこれもレスキューの一環だったのだと後に新聞を読んで知りました。
どうやら沖に流されたのは、うちの娘のお友達のお姉さん10歳と、他にそのお友達の女の子が二人。
お友達のお父さんは週に5回も海で泳ぐというオープンウォーターのスイマーで、気づいてすぐに海に飛び込み、最初にお友達二人を安全海域を示すブイまで連れて行ってそこで待機させ、彼女達が使っていたパドルボートで自分の娘を迎えに行ったようです。
そして、たまたまビーチにいた人達が有志で自分達のパドルボートでブイに待機していたお友達を連れ戻しにいってくれたのでした。
気づけばビーチには消防や救急車が来ていて、無事に帰ってきた女の子達はレスキューの黄色い毛布に身をつつんで震えていました。
当日は風が強く、パドルボートで海に出た女の子達はどんどん流されてしまい、そのうち疲れて泳げなくなってしまったのだそうです。
彼女達は三人ともうちの子供たちと同じスイムチームで週5日泳ぎ込んでいるスイマーです。どんなに泳ぎ方を知っていても、強風と荒波の中ではどうにもならないときもある。
この辺りのビーチは普段でも波が激しいことが多く、うちの息子はいまだに海を怖がります。
せっかく泳げるのにと、親としては歯がゆい思いでしたが、今年の夏はビーチのジュニアライフガードのプログラムに突っ込むつもりです。
海を知るということの大切さ。改めて学びました。
で、レスキューされた女の子達がジャクジーで体を暖めたりしている間、私は下の子供達を砂浜で遊ばせて、結局そこに2時間ぐらいいました。
身体的にというより、感情的になったからでしょうか、車に乗ったとたんホッとするのと同時に体が重くなり、帰って夕飯を作る気にもなれないのでピザでも買っていくことにしました。
調度ココナッツを買いにMother's Marketに寄ることになっていたので、ついでにピザもそこで調達しました。
そのピザが、かなりおいしかったのです!
お腹が空いていたので写真を撮る暇もなく食べてしまったのですが、リンクで我慢してください。
Amy's Pizza Margherita
と
Amy's three cheese pizza
調度お店でセールになっていて、二つで10ドルぐらいでした。直径20cmぐらいの小さめのピザです。
で、何がおいしかったかと言うと、やっぱりチーズだと思います。
私達のお気に入りは全員一致でMargherita。
パッケージの写真に偽りはありません。
凍っている状態で、四角いチャンクのチーズが結構たくさんのっていて本物感いっぱいだったのですが、原材料表示を見ると、「whole mozzarella cheese」とあります。
モッツァレラチーズは「part skim milk」と言って、一部脱脂乳から作っている低脂肪なものが多いのですが、さすがフルファットの力ですね。こくが違います。
大抵のピザは、フローズンでもデリバリーでも、チーズがたくさんのっている割には上に油が浮いているだけで、チーズ自体はプラスチックのようでであまり美味しいと思ったことがなかったのですが、アメリカに来て初めておいしいと思うピザに出会えました。
ところで、Mother's Marketに寄った真の目的は、「young coconuts」です。
普通ココナッツといったら、茶色い毛のようなものにつつまれたココナッツですが、この熟していないココナッツは、白い厚い殻に覆われています。1個2ドル~2ドル50セントぐらい。
最近何回かこのヤングココナッツを買って中のココナッツウォーターを飲んでいたのですが、以前は見向きもしなかった子供達が、急に飲みたいと言い出したのです。
前日に3つ買ったのですが、そのうちの一つを主人が割った時に失敗して、中の水を全部こぼしてしまいました。
そんなわけで、敗者復活戦です。
外側の皮が厚いので、少し包丁で削いでから穴をあけて、中の水を取り出します。
1個のココナッツからこんなにココナツウォーターが取れるときもあります。
たまにがっかりするほど少なかったりすることもあります。
なるべく重いココナッツを選ぶようにしてるのですが、なかなか難しいです。
甘ったるい味で、慣れるのにちょっと時間がかかるかもしれません。
私も最初に飲んだときは気持ち悪くなりました。子供達もオェ~っというリアクションでしたが、なぜか癖になったようです。
子供用にはココナッツに穴をあけて、そこに直接ストローを挿します。
トロピカル気分満点。(写真忘れました。。)
次に水がなくなって空になったココナッツを、中華包丁のようなものでえいやっと割ります。
そして、中のミートを取り出します。(これが一般的に言われるココナッツ)
お店で売っているココナッツは乾燥していますが、ヤングココナッツはゼラチンのようにプリプリしています。
これをスプーンでこそげ取ります。
こちらもココナッツウォーターと同じようにほのか~な甘みがあり、ゼラチンの食感とあいまってお寿司の「エンガワ」のような味がします。
刺身醤油と合うだろうな~。
今回私がやってみたかったのは、ココナッツウォーターをケフィアで発酵させること。
あと、ココナッツミートも水と混ぜてミキサーにかけ、そこにケフィアを入れておくとココナッツチーズのようなものができると本で読んだので、それも試してみたかったのです。
参考文献はこちら。
本当はミルクケフィアを使うらしいのですが、どこかでウォーターケフィアでもできると書いてあったので、だめもとでトライしてみることにしました。
子供達と一緒においしく食べられる発酵食品ができたらなと期待しています。
まだケフィアを入れて半日ほどですが、ウォーターの方はバブルがたくさん発生しています。
ココナッツチーズの方は、ブレンダーで混ぜたときに水を少ししか足さなかったので、最初からココナッツプリンのようなトロっとした感じになっています。一応ケフィアグレインを入れてあるのですが、発酵する前から既に固まっているので、次回はもっと水を混ぜてココナッツミルク的にしてからケフィアを足してもいいかなと思っています。
とりあえずどちらもとても楽しみ。
お味等のご報告は後日ということで。
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