2013年2月27日水曜日

発酵食品で肌がきれいになる?ココナッツケフィアのその後 とか

まずは先日のヤングココナッツケフィアのご報告。
water kefir についてはここ
ココナッツについてはここ

ココナッツウォーターケフィアは、発酵が活発でかなりバブルが出ていました。
発酵が進むにつれて、クリアーだった液体が白っぽくなり、味見をしたら、酸っぱい!
これぞLacto-fermentation!
普段の砂糖水のケフィアだけではあまり酸っぱくはなりません。
数日発つと発酵臭がしてきますが、砂糖がフルクトースに変わるので甘味の方が強いです。

ココナッツウォーターケフィアを漉してケフィアグレインを取り除いた後、風味付けのためにオレンジを入れ、更に一日置いておきました(二次発酵)。
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お味の方は、うーん。
ヨーグルトの上に浮いてくるホエイに似ています。ちょっと酸っぱいのですが、ココナッツの甘味もほのかにあり。
キンキンに冷やしてソーダ水で割ったら飲みやすくなると思います。
子供達にはちょっときつい味なので、ジュースを加えてあげました。

そして、ココナッツミートのケフィアはというと。
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もともとプリンのようにトロっとしていたので、バブルが中にトラップされてそのまま残っています。
食感はムースそのもの。
中に入ったケフィアグレインは取り出せなかったので、そのまま一緒に蜂蜜をかけて食べてしまいました。
もっとチーズのように硬くなるかと思ったのですが、ミキサーで攪拌したときからかなり空気が入っていたので、今度は水分をもう少し増やして挑戦してみようと思います。

普通の砂糖水ケフィアの方ですが、
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こんな感じです。
最近のお気に入りフレーバーは、ドライクランベリーとオレンジスライス。
ドライクランベリーはオイルと砂糖でコーティングされているので、さっと熱湯で洗ってから入れます。
オレンジはオーガニックを使用します。
ケミカルは最終的にケフィアグレインを傷つけ、発酵力を弱めてしまうそうなので極力避けます。
最近また暖かくなってきたので発酵がさかんになり、バブルが勢いよく発生しています。
フルーツの周りについてますよね。

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昨日の朝2次発酵を始めたドリンクは、今朝ボトルを開けたときにシュワーっと溢れそうなほどバブルが出てきました。
天然ソーダです。
ソーダ好きの長男は、予想以上にポジティブにケフィアドリンクを受け入れてくれるのでありがたいです。

ケフィアグレインが 増えて、今では一次発酵中のものだけで3本もあります。
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以前はミネラル補給にブラックストラップモラセスを入れていたのですが、あまりにもドカドカとグレインが増えるので、今ではモラセスの代わりに天然塩を少し入れるだけにしました。


さて、私がこの発酵ドリンクを始めたきっかけですが、体内にいるバクテリアがいかに大切かということを知ったからです。
日本では新谷弘実先生がエンザイムの大切さと発酵食品の重要性を説いていらっしゃいますが、アメリカでも腸の働きが健康の鍵を握っているという考え方がかなり一般的になってきています。特に、体には人の細胞以上に微生物が多く、(何と100兆以上も)その役割が注目されています。

ここに人の体と体内微生物の成長過程をわかりやすく示したインフォグラムがあるので参考にしてください。

体内に住む微生物一つ一つは人の細胞よりもずっと小さいのに、その重さは成人で一人5パウンド(約2.3kg)にもなるそうです。そしてその多くが腸内に集中し、このバランスが崩れる(善玉菌が減り悪玉菌が増える)といろいろな病気や疾患にかかりやすくなります。
善玉菌は消化、免疫、毒素排出等大切な役割を担っています。今話題の酵素も菌が体内で活動することによって 生じます。
英語の文献を読んでいると、「skin is the largiest organ」という表現をよく見かけます。
胃腸の働きが弱り、未消化の食べ物が残って毒素となって体内を回ると、肌に現れるというのです。
もちろん、肌に現れるのは 胃腸の働きだけではありませんが、腸内環境(inner eco system)を整えることがいかに大切かということがわかります。
せっかく高いお金を払ってオーガニックフードやサプリメントを買っても、きちんと胃腸内で消化吸収されなかったら全く無駄になってしまいます。

私は 一ヶ月ほどprobioticサプリメントを摂っていました。善玉菌サプリです。もともとは新谷先生の本を 読んで酵素サプリを買うつもりだったのですが、たまたま買った酵素にprobioticも入っていたのです。
それを摂り始めて2週間たったある日のことです。日焼け止めを塗ろううと顔をさわって、肌がつるつるになっていることに気づきました。
そういえば、数ヶ月悩まされた大人ニキビもかなりおとなしくなっています。
もちろん食生活の変化など、いろいろなことが複合的に効いた結果なのかもしれません。
そのサプリはちょっとお高めだったので一瓶終わったあとは続けていないのですが、プロバイオティックはケフィアや発酵食品として取り入れています。
そのおかげか、肌の調子も引き続きいいですし、便の状態も良好!

さて、善玉菌ですが、発酵食品に多く含まれていることは 広く知られていますね。
世界中どの文化でも、人々は発酵食品を自然と作り出し、それが体にいいことを本能的に感じて長い間食べ続けてきました。
日本の沢庵、梅干し、味噌、納豆などや、西洋のサワークラウト(酢キャベツ)、ヨーグルト等は全て普通に食べられていたものだったのですが。

近年の産業化した食品業界では、発酵食品を昔のように時間をかけて発酵させることが少なくなりました。
味の均一化が必要なために、添加物や酢などを混ぜ、短時間でそれっぽい味がするように作り出されたものなのです。もちろん、そういった食品に善玉菌が期待出来ないことは言うまでもありません。

そんな訳で、発酵食品は今アメリカでも徐々に注目を浴びつつあります。
「cultured food」という言葉をよく聞きますが、これがいわゆる発酵食品の新しい呼び方のようです。
特にcultured vegetablesは日本の漬物よりも作るのが楽なので、私も最近頻繁に 作っています。
その件についてはまた後日ご報告しますね。

では、腸内環境を整えて、今日もハッピーデトックス!

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