ここ20年間、コレステロールは悪者扱いされてきました。
血管を詰まらせ、心臓病や脳梗塞を引き起こすとされていたからです。
食品からコレステロールを摂取するのをなるべく控えましょうと、低脂肪、低カロリーの食事が推進されてきましたが、結果アメリカ人は健康になったでしょうか?
実は今までに例がないほど肥満、心臓病などの生活習慣病が蔓延しているのです。
なぜ?
CBNのこのビデオが的をついた説明してくれているので、シェアします。
14分ぐらいのビデオです。
要約すると、
心臓病を始めとする疾患は、コレステロールが原因でなく、インフラメーション(炎症)によって起こる血管のダメージである。
コレステロールの役割:
コレステロールはこの血管のダメージを保護、修復するために必要。
コレステロールは呼吸器官や消化器官を保護しビタミンDの生成を促進する。
脳細胞のコミュニケーションにも必要。
インフラメーションを起こす食べ物:
オメガ6。ベジタブルオイルやマヨネーズにはオメガ6が多い。
トランスファット。細胞膜を弱め、脳機能を阻害する。アルツハイマー、ADD,ADHD,自閉症とのリンク。
トランスファットは体にとって異物。
砂糖、精製された炭水化物、白いパン、コーン、ソーダなど。
インフラメーションを抑える食べ物:
オメガ3、フィッシュオイル、クルミ、オリーブオイル、
自然の飽和脂肪酸、バター、ココナッツオイル、肉、卵の黄身。
ココナッツオイルは風邪やインフルエンザからも体を守り、アルツハイマーをリバースする。
今までコレステロールには大別して体に良いとされるHDLコレステロールと悪いとされるLDLコレステロールがありましたが、最近ではこのLDLの中でもパーティクルサイズの大きいLDLは実は体いいいことがわかっています。
この体によいLDLは、天然の飽和脂肪酸(バターやアニマルファット等)に含まれています。
このビデオでとてもいい例えをしていますね。
「インフラメーションはサイレントキラー。コレステロールはファイアマン」
現在は空気を吸っているだけで汚染物質が体に入って来ます。
それだけでも体内は傷つきやすい環境になっているのに、トランスファットやシュガー、GMフードで出来たプロセスフードを食べる。そうすると体内には常にどこかしら炎症状態が起こっていて、それを修復するためにコレステロールが出てくるのです。
炎症を消すために出てくるファイアマンがコレステロール。コレステロールが増えるのは体に炎症が多いから。
火消しを削除してしまったら炎症は増えるばかりです。
最近はスタティンドラッグ(コレステロールを下げるためにアメリカで一般的に使われている薬)が脳に及ぼす影響や副作用が危惧されています。
コレステロールを下げるのではなく、炎症を抑える食事(オメガ6、トランスファット、砂糖を控え、天然の飽和脂肪酸、オメガ6を積極的に摂る)を心がけたいですね。
参考:What really causes heart disease?(有名な心臓外科の先生のお話)
ココナッツオイルについて
キャノーラ油について
脂肪について
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