遺伝子組み換え食品(Genetically Modified Organism )。
よく聞くけれど、どの食べ物がGMOかご存知ですか?
スーパーで野菜を買う時に、手に取ったものがGMOかそうでないか、
どうやったら見分けられるのでしょうか?
実は、残念ながら見かけだけでは区別することはできません

。
つい最近FDAがGMOポテトとアップルを承認しました。
ということは近い将来、お店の棚にこれらが並ぶ訳です。
普通のリンゴとGMOのりんご、どちらを手に取るかは私たちの運次第?!
幸い究極の手段があります。
それは常にUSDA certified organic の商品を買うこと。
このラベルはGMOにはつけられません。
ただし、お高いのが難。
次にPLUコードを見ること。
野菜や果物には、5桁の番号の書いた丸いスティッカーが貼ってあることが多いですよね。
上の写真の「94129」
これは、オーガニックであることを示しています。
9で始まる5桁の数字はオーガニック。
4で始まる4桁の数字は普通の。
8で始まる5桁の数字はGMO。
わぉ、これはすばらしいtipですね!
これで一安心!!!!
はできません。
なぜなら、これは農業組合のようなところがやっている自主的なラベリングです。
例えば、お店で売っているハワイアンパパイヤは、
かなり高い確率でGMOです。
なぜなら、ハワイで取れるパパイヤの3/4はGMOだからです。
でも、おそらくパパイヤには8から始まるラベルはついていません。
今アメリカではGMOフードラベルの国による規制がありません。
自治体やストアに任されています。
Whole Foodsが2015年までにGMOを使った商品にラベルをつけると発表したのは3年前だったかと。
去年Vermont州でラベルの法が通りました。
カリフォルニアでは数年前にラベルの法を通すことに失敗しています。
なぜなら、大手のフードカンパニーが必死でお金をばらまいて阻止するからです。
と、まあそんな訳で、PLUコードも絶対ではありません。
次に何が目安になるかというと、
どの食品が一般的にGMOっぽいか知っておくことです。
アメリカでは以下の食品がかなりの確率でGMOであると言われています。
大豆
コーン、
砂糖
ズッキーニ
ハワイアン パパイヤ
キャノーラ油
コットンシードオイル
GMOの大豆やコーンが使われるのは主に家畜の資料や加工食品です。
そんな訳で、オーガニックではないお肉は、
GMOフードを食べて育った牛や鶏から来ています。
私の知っている限り、
去年の時点でお店に並んでるフレッシュなコーンでGMOはありませんでした。
加工食品はGMOの宝庫です。
コーンが原材料に入っていたら、ほぼGMOです。
コーンから作られる、コーンシロップ、カロリーフリー甘味料等もGMOです。
砂糖も同じです。
原料となるシュガービーツがGMOだからです。
大豆から作られるレシチンなんて、
パン、クラッカー、チョコレート等いろいろな物に入っています。
安いビタミン剤もGMOから作られています。
加工食品やビタミン剤等は「Non-GMO Verified」というマークが一つの目安になります。
最近忌み嫌われている小麦のグルテン。
これ、GMOの小麦だから問題と思われているようですが、
実はアメリカでGMO小麦は承認されていません。
2013年にオレゴン州の農場でGMOの小麦が混ざっていて問題になったことがありますが、
多くはハイブリッドでグルテンの多い小麦を選んで作っているようです。
ハイブリッドとGMは全く違います。
GMOの小麦は、他の国が輸入してくれないので、
アメリカもなかなか手が出せないようです。
そこら中にあるGMO、どうつきあうかは今のところ私たち個人次第ということです。
別にすぐに体に影響が出る訳ではなさそうなので、
気にしない人は全く気にしませんが、
アメリカは他国に比べ、GMOに関する規制がとてもゆるゆるで、
国民の意思に反してどんどん承認されてしまうようです。
生産性と儲けが一番!
うわぁ〜。
頭が痛いです。