2015年4月2日木曜日

お茶の飲み過ぎで腎臓病?

アーカンサス州の男性の腎不全が
紅茶の飲み過ぎのよるものであると

abc newsが報じました。

その男性は1日アイスティーを1ガロン(4リットルぐらい)飲んでいたそうです
家族に腎臓病の履歴もなく、
他に原因が考えられないようですが、
非常に稀なケースであるようです。

紅茶にはoxalate(シュウ酸)が含まれていて
これがキドニーストーンの原因になったりします。

私たちの体はシュウ酸を消化することはできません。
健康な時は体内に住むバクテリアが分解したり、
便として外に排出されます。

しかし、消化、排出機能が弱っていてシュウ酸が体内に残ると、
カルシウムと結合して結晶化してしまうことがあります。
これが増えてくると痛みの原因になります。

シュウ酸は特に葉もの野菜に多く、
他にもナッツや豆類、フルーツ等、植物一般に含まれています。

シュウ酸は野菜に火を通すことで減らせます。
消化力が弱っている時は、
生野菜を避けた方がよいのはシュウ酸が一因です。

フレッシュジュースが流行っていますが、
毎日大量にほうれん草やケールなどの野菜ジュースを飲んでいると
石ができてしまうことがあるようなので気をつけてください。

ちなみに上記の男性、
1ガロンのアイスティーを毎日飲むことにより、
アメリカ人平均の10倍もシュウ酸を摂取していたことになるそうです

私たちが飲むことの多い日本茶はどうでしょう。

紅茶1gに対してシュウ酸4.6mg〜5.1mgなのに対し
緑茶1gに対してシュウ酸0.23mg〜1.15g。

おぉ、緑茶のシュウ酸はかなり少ないですね。
しかも中国の研究で、
緑茶はシュウ酸カルシウムのクリスタル化を防ぐ現象が見られたということです。
研究では、はっきりとした効果を述べてはいませんでしたが、
注目しておきたいですね




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