当時はお店でもあまり玄米を見る機会がなく、
周りも当然のように白米を食べていました。
ある時父が押し麦を買ってきて、お米に混ぜて炊きました。
不思議な香りがして、とてもおいしかったのです。
多分、それがきっかけで、白米以外のお米を食べてみたいと思ったのでしょう。
母はいつも、玄米は炊くのに時間がかかると言って、
結局しばらく押し麦ご飯を食べていました。。
そんな中、クラスメートの男の子が毎日玄米を食べているという話を母が聞いてきました。
遠足の時に、私が玄米を食べたがっていると聞いたその男の子のお母さんは、
私用に一つ余計におにぎりを作ってくれました。
初めて食べた玄米。
母からは玄米は固くてボソボソしていると聞いていたけれど、
うす茶色いおにぎりは、どちらかというとモッチリしていました。
そのおにぎりに白米やもち米が混ざっていたのか、
それとも玄米だけだったのかは記憶していませんが、
とにかく白米と同じくらい美味しかったのを覚えています。
その後、白いもの(砂糖、白米、薄力粉)は体に悪いという考えが主流になり、
自分で料理するようになってからはちょくちょく玄米を食べるようになりました。
玄米や全粒粉のパンで繊維やミネラルを摂取!
わざわざ精製して栄養を取り除くのはおかしい!
ずっとそう信じてきました。
この考えが覆されたのが数年前。
今までは考えたこともなかったけれど、
なぜ、人は昔から小麦やお米を精製してきたのでしょう。
それには、「味」だけでなく、もっと重大な理由があったのです。
続く。
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